学生の英語と大人の英語は違うんですよ

 ⇒404 Blog Not Found:英単語が覚えられないたった一つの決定的な理由
 批判という意図ではないので、まあ、こういう意見もある程度くらいのことなんだけど。
 弾さんのお勧めは学生向きであって、大人になると情報を得るために必要に迫られて英語を読む、まあ、迫られ方というのは多様であるにせよね。私なんぞは、どうも、日本の言論は阿呆なんじゃないか、これって世界の問題でしょ、じゃあ、世界の人はどう考えているのさと読む。中近東とか中国語圏はなかなかフォローできないけど。
 で、と。
 大人の英語で重要なのは、類語の微妙な差なんですよ。つまり、日本語ネイティブな日本人だと言いたいこと言うには基本的な英語の語彙しか使えないけど、それってようするに英語が外国語の英語なんですよ。それはそれでいいのだけど。でも、英語ネイティブなやつらは類語の微妙な差にいろんな情報を込める。そこを読まないと読めたことにならない。だから圧倒的な語彙力というのが問われる。
 その意味では、かなり強力な電子辞書で一発で6種類くらいの辞書の項目を眺めたり、コロケーションを見ないとよくわかんないんですよ。
 昔、院生だったころ学部生の答案チェックをしたことがあり、学生の一部は英語で答案を書いてくる。英語は当然彼らのほうがネイティブだけから断トツにうまいのだけど、学術用語の概念を一般概念で使って理屈をこねていてるだけで全然だめ。こいつ理解してないなと点を落とすと、あとで文句を言って英語でがなりたてくるのだけど、懇切にその違いを説明すれば、それなりすっこんだ。
 
追記
 これも非難という意味じゃないのでそこんところよろしく。で。
 ⇒「get」を使った表現50個を英語で覚える - 医者を志す妻を応援する夫の日記
 これなんだけど、getを使った表現とそうでない表現はTPOが違うんですよ。雑駁に言うと、そのまま言い換えできないと考えたほうが無難だったりします。
 この点、れいのBasic Englishは独自の雰囲気を持つんだけど(なのでBAもまた微妙)。