うーむ、なんかなあ

 ⇒404 Blog Not Found:いまだに人間の原理がわからない
 いつもの弾さんというだけのことだが。
 しいていうとこういうのもあるんだけど。
 こういうの⇒人間原理 - Wikipedia
 妙に話が薄いな。
 英語はこってり⇒Anthropic principle - Wikipedia, the free encyclopedia
 で。
 ネタ元の⇒いまだにコンピュータの原理がわからない - 個人的な体験・その他の雑感

いまだにコンピュータの原理がわからない。
どうして0と1を判別できるだけの機械に、多種多様の複雑な計算を行わせているのか、その結果を人間が理解できるように表示させることができるのか、さっぱりわからない。

 これは高校生くらいの時点で、加算器とかの設計させてみるといいと思うのだけど。AND・OR・NOTだけで。
 私は実際に16ビットCPUをフィルムまで作ったことあるよ。動くというだけの演習だけど。まあ、なるほどね、スクラッチからわかった感はあった。
 ただ。
 そういうレベルのわかるというのと、エージェント指向とかがわかるというのはまたそれはぞれで、コンピューターサイエンスというのは実務的に見える一種の奇っ怪な哲学なという部分はある。
 言語学もそうなんだが、が、というのは、一般にはこれって言語の学問だと思われているけどね。
 コンピューターサイエンスも言語学も、実際には、インテリジェンスについての仮説を含む、形而上学みたいなもの。
 っていうか、まじでつっこむといろいろ進化論的な問題もあるんだが、というのは、進化論というのはバックトレースすると構築になるわけで、その原理性が十分かどうかは問われうる。まあ、このあたりは日本人で関心もつ人はいない。日本人は江戸時代から、ダーウィニイズムだし実体論だし。朱子と徂徠を比べてもね。ああ、徂徠はちょっと違うところがあるか。
 
追記
 REVさんを非難したい意図はまるでないけど。
 ⇒はてなブックマーク - 404 Blog Not Found:いまだに人間の原理がわからない

2008年10月25日 REV 我が心はフォンノイマンに非ず/パッケージを動かす言語を動かすロジックを動かすハードウエアの中の素粒子の中のクオークの中のことがわかっているひとがどのくらいいるだろう。

 ああ、それは完璧に違うよ。
 コンピューターの原理というのは電子とはまるで関係ない。
 私は中学生のとき、ごく簡単な加算機を、プラスチックのがちゃがちゃやる米国製の学習教材で作ったことがある。
 単に論理素子あればよいのであって、それがなんで出来ているかはまったく関係ない。水路とかでもできると思う。単純な加算器がピラミッドくらい大きくなるかも(そんなにはならないけど)。
 っていうか、世の中の人、コンピューターのことまるでわかってないのかも。
 
追記
 ⇒びっくりだ(敬称は省略します) - 個人的な体験・その他の雑感

コンピューターのことなんかなんもわかってない人間がお気に召さぬご様子。

 いえ、そんなこともないんですけどね。
 わかっているとコンピューターが怖くないんですよ。なので。

「高度で専門的にすぎるし、そこまで知る必要はない」とかなんとか言って。そういう「材料が手に入らない」状態に市民がどう対抗するべきかという問題が別にあると思います。

 コンピュータについてはそれが今後の文明の基礎になるのだから、高校生くらいの知性でわかる部分はフォローしておくとよいのでは。
 
追記
 ⇒はてなブックマーク - うーむ、なんかなあ - finalventの日記

2008年10月25日 K2nd Wikipedia人間原理は、薄いという以前に何かを語っていそうで実は何も語っていないというレベルw で、この記事も404と同じように「うーむ、なんかなあ」という二段オチですね。わかります。

 そういうつもりでもなかったんだけど。というのは。
 ⇒「多宇宙と輪廻転生―人間原理のパラドクス(三浦俊彦)」読んだよ - finalventの日記
 この話があるからね。
 たぶん、K2ndさんは、私の日記を継続的に読まれていないから、「わかります」ってことになってしまうのでしょうけど。
 
追記
 ちなみに水路で作ってみた人⇒Projects and Research: Education - Programmable Water

This was my final project for the "How to make (almost) anything" class at the MIT Media Lab, when I was a first-year MSc. student. As my field of research is technologies for learning, I am interested in ways to make the opaque transparent, to make people understand what is "under-the-hood". Computers are everywhere, but we hardly know how they work. So this was the motivation for this project (if you are interested in this topic, I also wrote and directed a documentary on how microchips and computers work - have a look here and email me if you want a copy). If you are interested in education and new technologies, please check out these cool videos, other projects on my website, the Gogo Board website, or the NetLogo website.
 
The idea of the project was to build a device that could do computation without electrons (well, not considering the electrons in water itself). Water was a interesting choice, in fact, Fluidics is a very important field of study that is widely used in aerospace or mission-critical applications, where electronic control devices don't offer the needed reliability or cannot support the environment. Also, Fluidics has been use in military equipment in order to prevent malfunction in a nuclear war, when electric devices cease to work.

 まあ、そうなんですよね。
 ⇒流体素子 - Wikipedia

原理はまったく異なるが、効果だけを見れば、微弱な電流を流すことで主回路の電流をスイッチングするトランジスタと同等の作用をしたことになる。
 
このような流体素子を複数個組み合わせる事により、NAND、OR等の論理回路を形成する事も出来る。従って、理論的には、流体素子のみで構成された流体コンピュータも実現可能である。

 
 考察だけだけど他にも⇒The Water-Computer