通名といえば沖縄暮らしで知ったのだが

 明治時代のころ姓を整理ちゃっているのがある。池宮城秀意などは残ってるけど、池宮さんになっているのもある。
 嘉手納さんで、嘉納さんとかもあった。ちなみに嘉納治五郎は内地の人。
 東門さんは読みを変えたようで、伝統的には「あがりじょう」
 あと、氏族名と地域での名称を整理しちゃったりもあった。氏族のほうは、あれ、中国や朝鮮と同じ。
 「新城」とか「城」など逆に整理がつかなくていて、今のウチナーンチュでも、字面からは読みがわからない。
 一種の創始改名ともいえるんじゃないかと思うが、研究を見たことはない。
 さらに、ほえっと思ったのは、東門さんじゃないけど、名のほうも親は音読みしているのに、なんとなく通常は訓読みでナイチャーみたいになっている人が多かった。あれ、吉本隆明を、「りゅうめい」と俗称するのの逆みたいな。戸籍はどうなっているのかよくわからない。戦後にいろいろあったようだ。というか、72年復帰なので、内地の当用漢字とか人名漢字の影響を受けてないっぽい。
 屋良朝苗も、「ともなえ」とか呼ばれていたのではないか。
 これって、内地でも明治以前武家ではごく普通でもあったから、沖縄特有とも言えないのかもしれない。
 女性でもそう⇒平徳子 - Wikipedia
 奇妙な現象だなというか、もう少し統一的に調べてみたいものだとも思ったが、この部分の研究もないのではないかな。
 そういえば
 ⇒ショーン・レノン - Wikipedia

Sean Taro Ono Lennon

 なので、略して、「しょうたろう」だったそうです。