あー、京都・二條若狭屋の「竹水羊羹」だが
上の写真は、京都・二條若狭屋の「竹水羊羹」です。夏と言えばこのお菓子というぐらい、この季節は美味しい。ひんやり冷やして竹から押し出して食べると、上品なこしあんが何とも言えない感触とともに、フルフルと舌から喉の奥に落ちていきます。その瞬間、どんな夏の暑さも一気に忘れる涼やかな食感です。本当にすごい。
お試しアレ、一度くらいは。おもすれーから。
私も食ったことありますよ。そんなたいしたもんじゃないですよ。っていうか、たいしたもんだというだけのものというか。
水ようかんというのは豆腐みたいなもんで、日を超して食うもんじゃないですよ。
和菓子っていうのはそれを作ることができる町に住んで食うものです。町が和菓子屋(の職人)をサポートする文化が重要。で、その文化というのは、お茶です。
茶室を潜めることのない町にうまい和菓子はない……というか、マーケティング的に見ると、和菓子屋の儲けというのは贈答菓子から出ている。だから、実際に和菓子屋を経済的にサポートしているのは、行事を維持する文化ではあるのだけど。ま、それをゆったり支えているというか、日々の楽しみが、茶。