日経社説 温暖化を直視し持続可能な成長の道探れ
ネットなんかを見ていると地球温暖化対策それ自体非科学だ議論がよくあるのだが、本当にそうなのかというのは私はよくわからない。私はどうも対策が非科学的だがそれほど科学的な議論には思えないなというのはある。ざっくばらんに言えば私は欧米の科学者の合意をけっこう信頼しているのですよ。その彼らがきちんと警告しているのだから、そうかねと思うわけですな。
もう一つは単的に石油問題があり高度資本主義国がこうした問題に足を取られていることの軍事的なコストと代替エネルギーの機構はバランスするように思う。
ま、この手の議論は、奇妙な倫理、あるいはちょっとクローズした科学主義みたいのがネットで横行していて無意味な感じがする。
毎日社説 仮定人口試算 少子化対策の目標にせよ
厚労省は(1)パート・アルバイトの正規雇用化の促進(2)育児休業の充実(3)短時間勤務制度の普及−といった施策を打ち出した。安倍晋三首相も施政方針演説の中で「子供は国の宝です」と述べ、こうした施策の実行を強調している。国をあげ、一つ一つ速やかに実施していくことである。
その手の議論が機能してないのが現実。っていうか実現の見通しすらなさげ。
ちょっと暴論。
若い人がもっとラテンな生き方をしていいと思うというかそれを許す社会を作ればいいんじゃないかと思う。
私はこの数年はエスニックな社会や身障者社会から離れてしまったけど、ああいう社会には連帯感とか互助感がある。それで問題解決とまではいかないけど、まあ。
日本に移民を増やせとまで言わないし、現実問題は難しいわけだけど、現実の移民社会とか見ていると、大衆の原則・原理性がかなり理想化して出ている面がある。理想化というのはモデルという意味で良いってことじゃないけど。
毎日社説 新政策金融機関 既得権温存の思惑がみえる
これもよくわからないな。実際のボトムレベルは覗いたことあるで少しわかるといえばわかるんだが、機構的にはよくわからん。
農政ってことか?
読売社説 [日露戦略対話]「新たな関係への出発点となるか」
しかし、領土問題が解決してこそ、日露関係の飛躍的発展の条件が整う。戦略対話は領土交渉の場ではないが、その中で、打開の道を探ることも必要だ。そのためにも、戦略対話を重ね、深めていくことが重要になる。
もうもうもう牛。
朝日社説 残業代改正 こちらは急ごう
ふーんと思う。よくわからない。
残業代を引き上げても、違法な不払い残業を野放しにしていては、何の効果もない。「6カ月以下の懲役か30万円以下の罰金」という現在の罰則をもっと厳しくし、取り締まりも強めるべきだ。
とか言われても全体の実態がよくわからない。
私がなんとなく思うのは日本の労働者特にホワイトカラーは生産性が低い。なのに残業が問題になるのはなぜだろう……わからんな……でもそれは淘汰されていくだろうな……わからんな……傍観してよう、ってな感じ。
労働者保護の篤い大企業がばったんばったんと潰れてもう少しの数がうへぇ日本やってけねーじゃんとなるか、あるいは三角合併とかで略……とかなるまでしかたないんじゃないか。
オッサン文体
私はリアルオッサンなんでオッサン口調が出る……わけではない。なんとなくネットでの応答性?みたいので自分のスタンスがそのほうが楽なんでねーのと思うのでそうなっている。
若い人の口調が使えるかというと、これは、しかし、だめだーめ(←こんなセンスで書きませんてば)。
若い人のギャグセンスが分かるかというとそれもだめ。
マルコ青年30++にためはろうとかも無理無理。
増田で他人を装うのはやってできないこともなさげだしばれなさげだしばれてないけど(嘘)ま、そういうのもしない。
ま、なんつうか文体っていうのは、というか、思考形式・関心領域・センスというのは基本的に文体というかなんでそういうのがある存在を匿名とかいってもねみたいな。
ま、ま、一年くらいブログ書いてごらんというのは、そういう文体の安定感ってのもあるかもしれない。
アサマシ関連
これを読んで⇒Amazonアソシエイトの紹介料率システム変更にともなう戦略の変化 [絵文録ことのは]2007/01/28
異論とか批判ではないよ枕詞。
私もアフィリエイトを使っていてるので、け、そこまでして小銭稼ぎたいのかよ批判をもらうようだが、それっていわゆる人格攻撃=浅ましいやっちゃ、なのか、ブログ論としてそうあるべきではない、なのかよくわからん。前者かな。
で、まず、大枠としてアフィリエイトは現状ではそれほど言われているほどは儲かってなさげ。というか儲かる成功例が偏りすぎに思える。
で、じゃなぜかというと、この話は以前もやっているので略。
⇒finalventの日記 - インスタントストアコンテスト受賞者発表
⇒極東ブログ: ブログと金銭的インセンティブの辺り
で。
松永さんの「戦略」なんだが、結論からいうと、「稼げ」というターゲットがある場合はそこから演繹されるというか考察されるものがある。稼ぎ最適化というか。
しかし、最初、アサマシがブログ界に出てきたときのニーズは実は、そうじゃなくて、書影が使えるっていうことだったんだよね、という思いが強くある。
このあたりの話は数年前なんだがすでにうまく通じてない。
本好きは書影に思い入れがあるというか。
で。
私の場合、おお、これはアマゾンっていいじゃんと思い出したのは、中古市場だ。
⇒finalventの日記 - 最近のアマゾン
単純に言うと、私は、できるだけ古本を買ってもらったらいいとも思っている。というか、新刊書であるべき書籍と古本でよい書籍がある。これはちょっと考えれば当たり前なんだが古本でも流通するというのは良書が多い……とも言えないか。しかし、現在の日本の出版文化から考えると、あるいはブログなんかで書籍ネタを書く人にとっては、新刊書より古書への思い入れが強いのではないか。というか私はすでにそっちに軸足を移している。
ここでちょっと思う。
古書とか中古品市場としてアマゾンに意味があるのか?というとそうとばかりでもない。
このあたりは松永さんが抱き合わせ販売を別の角度からか示唆しているが、ショッピング行動に関連している。
ま、こうした問題は渦中にいないとわかりづらい。
今日のお隣日記1件のみ
- 2007-01-28 【爆乳】真木ようこ●●●シーン。ちょっとえっちな映画 3/2760 0%
友達不要
⇒顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: むしろ積極的にいりません!
各種条件にうんうんと頷いたままつい老化が原因で眠りそうなってしまったが……
*アンチ山田詠美*
でふと目を覚ます。そこは意外というかそうかあ納得というか意外というかなんかちょっと言いたいような言うな惚け老人というか略。
山田詠美の初期作品はかなりよいのでないかというか、yukiさんの反発の陰影というか文学というかそこは玉露でまったりというか略。
ベッドタイムアイズ・指の戯れ・ジェシーの背骨: 山田 詠美 |
⇒「 ジェシーの背骨: 本: 山田 詠美」
ただ、ちょっと隔靴掻痒。
トラッシュの前半は傑作。
⇒「 トラッシュ: 本: 山田 詠美」
後半を読みながら、ばかばかばか山田詠美と呪詛したが、むしろ後半に女性の読者の好みがあるのかもしれないと思い直したり、いろいろ自分の外人との付き合いを思い出したりもしたが、ま、文学的には後半がなければよかったのに。
ま、この二冊をyukiさんが読んでないわけないので、ほいでも*アンチ山田詠美*というのは熱血路線が嫌なのでしょうってか、俺も嫌、とかここで俺とか噛ませるんじゃねー略。
個人的には、「蝶々の纏足」が好きというかこの文体が好きだな。今読み返すとどうかちとわからないが。一般的には、「風葬の教室」が受けているのでしょうけど。
蝶々の纏足・風葬の教室: 山田 詠美 |
人生がやっかいなのは聖なる物がときたまべろんちょと露出すること
世間的にはこう⇒セくらえ管理部 - 真昼からシャセイ日記 - 腰抜けはどこにいっても軽蔑される
大衆小説だが。
彼の生きかた: 遠藤 周作 |
もっとも大衆的な枠組みで書かれているので、「彼の生きかた」の「彼」に聖なる物を読む人が多いのかもしれないし(イエスが暗示されているし)、どう読まれようが自由だし、大衆小説はそれを満たすべき領域がある云々。
だが、私が思う、べろんちょと露出した聖なる物は、女の本当の性欲といったものだ。普通それを「愛」と読むのだろうけど、私はそこに……。
こうしたべろんちょ的聖なる物は、不思議なことに腰抜けどものなかに深く潜んでいる。そこに出会うこともない人生もあるだろうし、出会ってそれだと思って人生を誤っていく人もいるだろうし、誤った人生が人生だったなと思う人もいるだろうし略。
映画「レインマン」にも似たシーンがある。
レインマン アルティメット・コレクション: DVD: ダスティン・ホフマン,ハンス・ジマー,勝生真沙子,堀秀行,野沢那智,トム・クルーズ,ピーター・グーバー,ジョン・ピータース,マーク・ジョンソン,ロナルド・バス,ジェリー・モレン |
人が、聖なる物を希求してしまうのは本質的な倒錯であって、普通はそんなものは漬け物石みたいに漬け物にとってただのやっかいな環境であればいいのかもしれない。
ってか。
異論っていうわけでもないけど
⇒アンカテ(Uncategorizable Blog) - 残業代を払えない経営者は無能である
簡単に。
残業が発生するというのは、私の観測だけど、3つ。
- 上司というかプロジェクト管理者がプロジェクトのタスク量の計算ができてない。ってことはコスト計算もできてない。この上司だめだーめ。
- 上司がタスク量の計算ができて残業も実際には計画に入っている。つまり上司が有能過ぎて会社の経営者が極悪。こういう会社は立派な上司さんなんだけど別れたほうが吉かも。
- 残業は常態化している。っていうか、給料の一部。
「男性は子ども作付け機械」 泡沫ブロガー、少子化巡り発言
2007年01月29日00時33分
泡沫ブロガー某が29日、Web 2.0を標榜するはてなダイアリーで、男性を子ども作付け機械や装置に例えた発言をしていたことが分かった。
該当エントリをブックマークした複数の関係者によると、この泡沫ブロガーは似非科学的な話に加え、非モテや釣り方、ブログメタの展望について約30行書き込みした。その中で少子化問題についてふれた際、「機械と言って申し訳ないけど」「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉を入れながら、「30〜40歳の男性の数は決まっている。作付け機械、装置の数は決まっているから、あとはモテネタで頑張ってもらうしかない」などと述べたという。
はてな界隈ではこのエントリーは盛り上がらず運営からの削除要請などもなかったという。
最近のオヤジは2ちゃんねるばかり見ているせいでリテラシが高い。もっとブログをやるべきだ。
2ちゃんねるって、非常にアツいんですよ。スレを見れば、その話題について誰がフカしてトリップ捏造しているのか程度判断できる。「このトリップの言うことなら信頼できるな」「こいつら全部電波だからマターリ見てよう」てな判断が可能な、リテラシの高い、釣りしがいのある熱いタンドリ空間なんです。
でも、ブロガーは、一見殴りあっているようでいて実はくねくねしている。ほとんどが固ハンだからエントリ見て知能レベルや笑いのセンスを判断できる。はてな市民とかになるといつも同じ場所で同じネタで同じスタイルで同じメソッドで発信してるから読む必要もない。そして生真面目な非モテや仕事系が多い。ブックマーク数3から5までのぬるい思いの籠もったエントリや増田のエントリを選んで読んでみるといい。
こくそ
「こくそ」という言葉を聞いて、諸君はなにを思い浮かべるであろうか。
昭和32年産まれで、ディアスポラの信州人である私が思い浮かべるのは、
蚕糞
である。
蚕の糞と書いて「こくそ」と読む。
蚕には「こ」という読み方があり、その呼び名は万葉集のころから続いている。
「蚕糞」は、ATOKなんぞでは変換しない。IMEもだめ。
しかし辞書には載っている。
⇒こくそ 3 1 【▽蚕▼糞】 - goo 辞書
こくそ 3 1 【▽蚕▼糞】
〔「こぐそ」とも〕カイコのふん。
ほうらね。
しかしそれしかもう情報はない。嘆かわしい。
ここで諸君等勉強大好きクラブの会員は思わなくてはならない、なぜ、蚕の糞が、由緒正しい、美しい日本語になっているのか、と。
当然ながら、ミミズの糞も、カブトムシの糞も、毛虫の糞も、そんなものに呼称はないんだ。なのに、蚕の糞には、こくそ、という言葉があり、これは信州に生きている。
信州人が蚕を育て生計の資としてきたというのもある。生き物を育てるのは糞の始末だからだ。
しかし、それだけではない。
蚕糞は原料としても重要だったのである。
何の原料か。
クロロフィルである。
クロロフィルはケロロフィルとは関係ないといったつまらぬギャグにはここでは立ち入らない。
葉緑素でもある。これを何に使うかといえば、消臭であり、口臭を除くためのガムに使ったのである。
焼き肉屋の帰りにでもらうあれだ。
そう、諸君等は、蚕糞を噛んでいたのである……というのは昔の話だろうと思う……たぶん。
以下、略。