日経社説 ゲーム産業は新成長戦略を

 これがよくわからん。
 基本は料金回収のビジネスモデルでいわゆるWeb2.0効果と同質なのではないかと思う。
 っていうかナツゲーでいいじゃん面白かったじゃんみたいな感じが自分にはあるし、昨今の任天堂のアレもそんな感じ。
 ゲームの快感の本質の定め方がなんか違うように思える。ま、一つにはなにかとコミュニケーションなんでネットゲーかとは思うが。

毎日社説 サハリン開発 ルール違反はロシア側だ

 へぇ。意外に悪くない社説なんで逆に驚いた。それまで日本の報道はサハリン2、サハリン1ついては極力触れないので取材力がないのかもと思った(ちなみにNHKには専属がいる)。

 外資によるロシアでの資源開発は、90年代半ばに結ばれた生産物分与契約(PSA)によって行われている。サハリンの場合は、投資額を全額回収するまで資源の所有権は事業者に属し、ロシア側が受け取るのは利益の6%に過ぎない。メジャーなど開発者側に有利な内容だ。

 不利な契約を見直したいというロシア側の気分もわからぬではない。しかし、強権を発動し一方的に圧力をかけるのは、はなはだしいルール違反だ。

 落とし所はあるだろう。

 サハリン2でロシア側は環境対策の不備を主張している。しかし、原子力潜水艦から出た放射性廃液を平気で海に捨てるような国が、環境対策の不備を指摘しても、説得力は乏しい。

 それはちょっと言い過ぎ。裏方で苦労している日本の姿もある。

読売社説 [最後のM5]「迷走するロケット開発政策」

 M5の退役で当面、日本のロケットはH2Aだけになる。トラブルが起きれば日本の宇宙開発がすべて止まるリスクさえある。放っておけば、M5までの開発で培われた固体燃料技術も失われる。迷走している暇はない。

 このあたりは別次元の国策の問題かもしれないな。よくわからないが。

朝日社説 ブレア英首相 戦争の代償は大きかった

 だが、長期政権への飽きに加えて、閣僚のスキャンダルや選挙資金をめぐる疑惑などが相次ぎ、労働党への逆風が強まっていた。何よりも決定的だったのは、米国とともに参戦したイラク戦争での失敗だった。

 そう言えるのか? ごく普通の国際政治の観点から。
 スペイン、イタリアについてはそう言えないでもないように思うが、ではその二国の現状はというと日本ではあまり報道されていない。
 参戦しなかったドイツ、フランスはどうかというこれも評価が難しい。ただ、欧州は変わった。
 イラク戦争については統治政策を含め失敗と言う判断もあるだろう。ただ、これはやはり統治の失敗であり、その意味でアフガンの状況と同じに思える。そこでアフガンの失敗はアフガン介入が原因だとも言えるが議論はうまく整合してこない。アフガンの問題はパキスタンの問題でもありそうなるとインドや中国が関係してくる。

モチベーションを下げる10のステップ

  1. ゴールはこれでいいのかと考え直す
  2. タスクを楽しくするよう他人に気を配る(徹夜仕事ならカップ麺を用意する、友人と一緒に苦情対応に走るなど)
  3. 感情に訴える(この仕事やらないと次の受注を失うのだぞ!と考える、など)
  4. ゴール達成までに予想される障害と、その失敗率を考える
  5. ゴール達成までの困難をブレークダウンする
  6. 手助けしてくれる人のなかからケツを割らない人を考える
  7. ゴールを達成した時の疲労度を思い描く
  8. 口答えを減らす標語やキャッチフレーズを考える(小泉流に言えば「法律以前の問題!」みたいなもの)
  9. 自分にカロリーの高いご褒美を用意する
  10. このワークシートを見えるところに貼っておく

スーダン石油利権と日本についてインフォあり

 極東ブログのほうに貴重なコメントをいただく。ただし、私自身はこの裏を取ってない。
 ⇒極東ブログ: ダルフール危機報道について最近のメモ

SIGがスーダンでの石油利権を獲得したとの記事は誤報です。契約には至っていなく、スーダン政府はSIGは幽霊会社との見方をしています。日本のどこの新聞社も後追い記事を書いていないのが現状です。
投稿 savethesudan | 2006/09/23 22:55:58

追記
 himorogiさんよりコメント欄に教えて貰った関連インフォ。これを見ると今年の年頭まではSIGとの関連はありそう。
 関連情報⇒『スーダンの経済情勢(土屋一樹)』 2006年1月(PDF)
 話は逸れるけど。
 同文書より。

 中国とスーダンの関係は経済分野以外にも見られる。政治分野では、中国は、国連安全保障理事会でのスーダンへの制裁提案(ダルフールでの「組織的大量虐殺」に対するスーダン政府の関与)に対してスーダン政府を擁護している。また軍事分野でも中国は 1990 年代以前から、弾薬、戦車、ヘリコプター、戦闘機などをスーダンに輸出していた。現在は、中国が技術供与を行った兵器工場がスーダン国内に3つある。

スーダン政府は中国(企業)の進出を歓迎しているが、その理由はエネルギー大臣の次のようなコメントに集約される。「彼ら(中国)は政治に関与しない。彼らは政治ではなくビジネスに熱心で物事がスムーズに進む。」(ワシントン・ポスト紙[2004 年 12 月 23 日付])。もっとも、この場合の「政治」とは、スーダン政府にとって都合の悪い政治問題のことである。1990 年代後半以降のスーダン政府はテロ支援や人権侵害で国際社会から非難され、しばしば国連による制裁が検討されたが、その際にスーダン政府を擁護したのは中国であった。中国は安全保障理事会での拒否権を背景にスーダンへの制裁を回避すべく立ち回った。

朝鮮日報記者によるノ・ダニエル著『右傾化する神の国』のコメント

 ⇒日本の右傾化はどこまで進んだのか : 朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)

 著者はあとがきで「極左であれ、極右であれ、日本研究の専門家らのうち、日本が再び軍事大国化して戦争を始めると考える人はまったくいないと断言できる。日本の右傾化は軍事力というハードウェアではなく、精神というソフトウェアに対する論議だ」と主張している。
 歴史上、数多くの戦争がなぜ起きたかを振り返ってみると、著者の主張は少々性急なものであるかもしれない。
シン・ヒョンジュン記者

 はぁ。

はてな向けの広告がいまいちな気がする

 これ読んでちと思った。
 これ⇒FujiSankei Business i. 国際/米紙、電子版の広告57%の急増(2006/9/24)

 ネット広告に占める新聞の割合も、過去5年で14%に倍増した。電子版の広告は、新聞広告全体(555億ドル=約6兆5000億円)の約4%。ただ今後5年間、新聞広告全体が伸び悩むとみられる一方、電子版では年平均20%の伸びが期待されている。

 日本とは違うのでしょうが。
 「はてな村」のネットに占める割合っていうか、特定の消費者のセットと見なした場合、特化された広告があってもいいのではないか。
 っていうか、はてなの場合、言っちゃわるいけど、プライバシーなんかないわけで、広告やコンヴァージョンとかなにかとフィードバックも得られるわけで。
 すでにやってるのかもしれないけど、そのわりには出てくる広告がダサ。
 案外、Web2.0に一番遠いところにはてなはあるのか。
 あるいはミクシがそういうことが可能か。にしてもあそこの広告もダサ。
 あと。
 はてな自体がもっと物品好感的なマジ村的な機能を強化してもいいのだろうけど、ぶくまとから見えるはてな村って、ほのぼのしてないんだよね。いや、この状態がほのぼのかもしれないが。

秘仏

 ぶくまより。
 ⇒東京国立博物館の仏像展には絶対行った方がいい : ココロ社

 最近の若者は、「趣味はSEXッッ」ってブログに書いてしまうくらいですから、仏像などはお好きではないかもしれませんが、10月から2ヶ月にわたって東京国立博物館で開催される仏像展(http://butsuzo.jp/)は、ちょっとすごすぎるので行っていただきたいと思います。
 今回のポイントは、何と言っても、門外不出の向源寺十一面観音が、琵琶湖北岸の田舎町からはるばるやってくるところです!仏様のお姿はこんな感じです!▼

 琵琶湖の周りの寺には秘仏が多いような気がする、というだけで具体的にどれどれというほど見識はないのだが。
 私もあれは秘仏かなというのをいくつか見た。いわゆる「趣味はSEXッッ」ではなくて妙見信仰がけっこう広まっていたのではないかと思えるようなものだが。
 そういえば、当麻寺のお練りを見て知ったのだが、あの胎内仏は「SEXッッ」の暗喩で、まさに折口信夫死者の書は死者との「SEXッッ」がゆえに中将姫なのだと思った、っていう書き方が変だが。このあたりの資料はけっこう貯めていたのだが捨てた。研究途中の古書なんて売るもんじゃないな捨てろみたいな。
 高校生のとき、東洋館で河口慧海がもってきた秘仏を見たことがある。ヤブユムが随分あって、ガラスの棚だったから下からちゃんと覗いてディテールまで見てしまった。いくらある程度知識はあるとしても高校生にはちょっとなの秘仏ではあったが、あれはその後公開しているのだろうか。ネットを見ると「河口慧海将来品とラマ教美術」というのをときたまやっているようだが、あれを展示しているのだろうか。だったら、す・ご・い・よ。
 それにしても晩年の河口慧海の信仰を思うと、あのヤブユムはどういう理解だったのだろうか。なぜあんなに持ってきたのだろうか。日本で理解なんかされないのに。

ドグラマグラ・エネマグラ

 知ってた⇒ドグラ・マグラ - Wikipedia
 知らなかった⇒エネマグラ - Wikipedia
 ま。
 男性の場合、老化すると大半が前立腺肥大を起こすので、こういうのはありなのかも。
 前立腺肥大と前立腺癌の関係は直接的ではないらしい。が、たしか米国男性の死因の上位ではなかったか。
 前立腺肥大のほうはあれです、しっこの出が悪くなるってやつです(「部長、長かったすね、大?」は禁句)。残尿感とは違うのでしょうが。あと……。
 ま、マジで爺の道、ってやつですが。
 さて。

オマニーにダルフール危機のニュース

 ⇒OhmyNews:ダルフール、世界最悪の人道惨事
 日本の市民記者のなかにこの問題を直視する人が出てきたかと思ったら、英語版の翻訳でした。
 まあ、それでもいいけど。

 専門家が指摘しているように、正確な死者の数など、紛争を正しく把握することが同地域で人道援助を行う上で重要である。ノースウェスタン大学社会学のジョン・ハガン教授によると、これは将来ジェノサイドの容疑者を法の裁きにかけるだけでなく、危機の規模を把握する上で重要である。

 コメント欄がちと気になる。

8 柾木 ゐな波(inabamasaki) 2006-09-24 01:04:17
 ダールフール問題に中国が絡んでいることは周知の事実ですが、一方で、米国も本件問題に大きく絡んでいます。
 スーダンには、ダールフール問題とは別に、70年代から南北の内戦が展開されてきました。イスラーム法に基づく統治を掲げて80年代末に成立したバシール現政権は南部の解放勢力に対して残虐の限りを尽くしてきました。ところが、2005年に南北和平が成立し、バシール政権は、それまでの戦争政策を180度転換させて、南部の支配をほぼ放棄してしまいました。この和平は米国の影響力の下に実現したものですが、バシールが何の見返りもなく南部を放棄するわけはありません。米国は南部放棄の見返りにバシールに秘密裏に体制保証を与えたのではないかという見方もあります。
 実際、ダールフールが「ルワンダの再現」といわれてからすでに2年ほど経過していますが、米国は安保理で強い表現を使うものの、具体的な対応はアフリカ連合にまかせたきりです。ライス長官も、虐殺が起きていることを知りつつ、スーダンを「圧制の拠点」には加えませんでした。
 現在の中国の対アフリカ政策は極悪といえますが、この問題を「対中批判」に切り縮めると、問題の裏面を把握し損ねることにもなるかと思います。

  1. ではないかという見方もあります。」ではなくて、ファクトなりソースがあるといい。それがあればそこから議論が可能。
  2. 米国は安保理で強い表現を使うものの、具体的な対応はアフリカ連合にまかせたきりです。」 それは中国が国連で妨害しまくるからではないか。というか、アメリカが早々に軍事活動をしたらよかったと言えるか?(そう言えるならそれはそれで見事なご意見。)