スーダン石油利権と日本についてインフォあり

 極東ブログのほうに貴重なコメントをいただく。ただし、私自身はこの裏を取ってない。
 ⇒極東ブログ: ダルフール危機報道について最近のメモ

SIGがスーダンでの石油利権を獲得したとの記事は誤報です。契約には至っていなく、スーダン政府はSIGは幽霊会社との見方をしています。日本のどこの新聞社も後追い記事を書いていないのが現状です。
投稿 savethesudan | 2006/09/23 22:55:58

追記
 himorogiさんよりコメント欄に教えて貰った関連インフォ。これを見ると今年の年頭まではSIGとの関連はありそう。
 関連情報⇒『スーダンの経済情勢(土屋一樹)』 2006年1月(PDF)
 話は逸れるけど。
 同文書より。

 中国とスーダンの関係は経済分野以外にも見られる。政治分野では、中国は、国連安全保障理事会でのスーダンへの制裁提案(ダルフールでの「組織的大量虐殺」に対するスーダン政府の関与)に対してスーダン政府を擁護している。また軍事分野でも中国は 1990 年代以前から、弾薬、戦車、ヘリコプター、戦闘機などをスーダンに輸出していた。現在は、中国が技術供与を行った兵器工場がスーダン国内に3つある。

スーダン政府は中国(企業)の進出を歓迎しているが、その理由はエネルギー大臣の次のようなコメントに集約される。「彼ら(中国)は政治に関与しない。彼らは政治ではなくビジネスに熱心で物事がスムーズに進む。」(ワシントン・ポスト紙[2004 年 12 月 23 日付])。もっとも、この場合の「政治」とは、スーダン政府にとって都合の悪い政治問題のことである。1990 年代後半以降のスーダン政府はテロ支援や人権侵害で国際社会から非難され、しばしば国連による制裁が検討されたが、その際にスーダン政府を擁護したのは中国であった。中国は安全保障理事会での拒否権を背景にスーダンへの制裁を回避すべく立ち回った。