新社会人にこっそり贈る、仕事の基本

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 新社会人に贈るシリーズ。今回は、仕事の基本についてです。そして今回だけですこんな話は。

『仕事』と『作業』

 まず、『仕事』と『作業』という言葉の定義をしたいんですけどもね。
 
『仕事』
 同僚や上司関係、会社外の関係など関連の関係を配慮して達成すること。
『作業』
 予定では実践できると想定したことの実現。
 
 要は、『仕事』とは相手があってのことで『作業』のなかで他者を配慮することです。『作業』だけやっていても淡々とこなしていっても仕事にはなりません。「淡々と作業をする」状態にいかに逃げ込まないか、逃げ込んだ相手を引っ張り出すかが『仕事』の上手さです。
 上司になればなるほど『仕事』をすることが求められます。やるべき事を『作業』レベルに分解して、部下に投げる必要があるからです。これができずに上司になると、ミスター丸投げと呼ばれて忌み嫌われてしまうわけです。そうならないよう、新社会人になった時から『仕事』が出来るように意識しておきましょう。

配慮する関係をこっそり洗い出す

 配慮する関係をこっそり洗い出します。別に書き出す必要はありませんが。このとき、既にトラブルメーカーを意識しておくといいと思います。どの話題やどのルートならトラブルを起こすか、機械的に決まっている人間関係はシステム的に制御できるようにしておきましょう。

作業の受け渡しはより詳細に

 作業は自分で完結しがちですが、一人の人の仕事で完結する仕事はありません。つまり、受け渡しのインターフェースを明確にしておきましょう。プログラムでいう型チェックみたいなものです。

着手から完了までに時間が掛かる

 のは問題です。ガントチャートがないのでしょうか。論外です。あってうまくいかないなら、計画が間違っています。論外です。

優先すべき小作業が見つかりづらい

 優先すべき小作業はガントチャートを細分化していけば自動的にわかります。

見積もりとのズレが把握しづらい

 ガントチャートで修正しましょう。
 これは重要なことですので、別エントリーに書き出すべきなんですが、やめときます。

人を動かす作業を配慮する

 優先する必要はありません。相手にもガントチャートを渡しておきましょう。受け取らなさそうならなにげに壁に貼っときます。

作業は固める

 人間は基本的にマルチタスク出来ないようになっています。カップラーメンを食べながらテレビを見つつ、ツイッターはできません。呼吸をしつつ、うんこができる人がいないために、年間何万人の被害者が出ることでしょう。冗談はさておき、作業の効率性はガントチャートで工夫しましょう。
 しいて言えば、長い仕事なら、誰かはかならず病気になるというリスクを織り込むようにしましょう。自分がそうなる可能性をどう織り込むか、つまり、引き継ぎや分散ができるようになれば、たいしたものです。

予定は固めて寄せるかは全体で決める

 作業を固めるのと同じで、人と会う約束などは出来るだけ固めるのがいいという人がいますが、これもよりけりです。

割り込み作業が発生したら

 仕事はナマケモノ。夜中に活動します。違いました。ナマモノです。いつ何が起きるか解りません。そういう時は、慌てず騒がず、突っ込んだ相手にガントチャートを見せて、頭を付き合わせて、トレードオフの交渉に入りましょう。

まとめ

 以上が、『仕事』の進め方の基本です。
 能書きいいからガントチャート作ってこまめに修正すること。