読売社説 貨物検査法案 先送りは国際責務の軽視だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 これはひどい話だね。

 民主党は今回、貨物検査特措法案より郵政株売却凍結法案の成立を優先した。郵政民営化の見直しを求める国民新党への配慮だ。
 貨物検査特措法案から自衛隊を活用する条項を削除し、野党の自民党の反対を招いたのは、社民党との関係を重視したものだ。
 民主党参院では、単独で過半数議席がない。このため、社民、国民新両党に一定の配慮が必要としても、成立させるべき法案を犠牲にしては本末転倒である。

 これは麻生政権下でし残した仕事で民主党も内部では反対でもなかったはずなのに、なぜこの阿呆な展開になっていくのだろうか。

 野党は、一連の動きを「鳩山首相の偽装献金問題への追及を逃れるためだ」と批判している。そう言われても仕方あるまい。
 鳩山首相は国会で、母親からの資金提供について「全く知らなかった」との答弁に終始した。具体性がなく、到底納得できない。
 9億円もの資金提供を知らないようでは、政治家の資質が問われる。疑惑発覚から5か月が経過したのに、関係者に聞けばすぐに分かる事実関係さえ調べなかったとすれば、あまりに無責任だ。

 こんな首相がまだ続くかもですかね。