日経 春秋(8/14)

戦禍の犠牲を悼むには、戦争の原因と結果を歴史から学びとる作業が欠かせない。歴史を背景に置いたという『コルベ神父』には「人びとを迫害する力の象徴や源は絶え間なく存在し続けている」とのくだりがあった。8月、戦没者を追悼する日々に、戦争の歴史を考え、今も世界に存在する戦争の源を見詰めたい。

 ほいでは、コソボ問題からひとつ、お願いしますね。
 (つうか日本人この問題忘れすぎ。)

産経社説 【主張】容疑者自殺 お粗末すぎる警察の対応

 留置中の容疑者には、弁護士らと接見できる権利が刑事訴訟法で認められており、警察官は同席できない。栃木県警では、接見を早朝や夜間でも認めていたが、接見中は署員が常に異常な行動がないかどうか気を配るのが常識であろう。
 面会が終了すれば、弁護士は呼び鈴で退席を知らせるか、容疑者自身が面会終了を自ら署員に告げる方法などがとられている。しかし、今回は弁護士自身、呼び鈴の存在も知らなかったという杜撰(ずさん)さだった。
 接見終了の際の厳格なルールを作っていれば、ある程度事故は防げた。漆間長官も警察側の対応に問題があったことを認めている。今回の場合は、宇都宮中央署に緊張感が欠けていたことが、大失態を招いた原因である。容疑者に不測の事態が起きないようにするのは、基本中の基本である。

 結語は違うよ、だけど、マジ泣ける話ってやつだ。
 義務教育のうちにこういうのは叩き込んでおくべきだと思う。つまり、君たちのうちのん%は将来、不当に豚箱にぶちこまれる運命がまっている、だから、そのときは、と。
 それと簡易な民事訴訟についても義務教育で教えておけ、と思う。

毎日社説 日本経済の弱み 家計が元気になる手を打て

 罵倒とかいうことではないよ、でも、あまりにめちゃくちゃな正論なんで、涙が出てきてしまいそ。
 正論というのは。

 同時に、日本経済の弱みははっきりしてきた。所得の低迷や個人消費の軟弱さである。いずれもここ1、2年、鮮明になってきた。個人消費国内総生産(GDP)の約6割を占めている。経済が安定的に成長していくためにも、個人消費が下支え役を果たさなければならない。日本ではそこが危うい状況にある。

 もう今更言うこりん。
 で、むちゃくちゃはその方法論のほう。

 持続的な成長は財政再建を実現するためにも必要だ。そのためにも、政府、企業ともに家計が元気になる施策を講じなければならない。家計が揺らいだのでは成長の土台が崩れかねないからである。

 だからそれは何だ、と。
 話は違うけど、実は東京の地価高騰で馬鹿儲けしてるやつら天誅な。
追記
 洒落がきつすぎたようで、追記。天誅したがっているのは私ではなくてということ。

朝日社説 取り調べ録画―国会は法制化を急げ

 私が勘違いしているのかもしれないが、録画以前に弁護士の立ち会いはどうなったのだろう。たしか、それがネックになって沖縄での治外法権状態が続いているはずなのだが。

朝日社説 地域力機構―「三セク」整理へ踏み込め

 三セク整理はそうなんだが。

 そこへ踏み込むには、政治的な決断が必要だ。安倍首相はまず、その覚悟を示さなければならない。

 ここまで安倍政権をくさしてきた朝日新聞なんだから、もう安倍政権ではだめだ民主党にやらせようとか言ってみたらどうなのだろうか。

 その内容が先週ようやくまとまった。支援対象を「地域経済の中核となる中規模企業」と「第三セクター」にするというが、両方とも問題がある。
 前者の疑問は、地方企業の側に需要が本当にあるのかという点だ。この構想のモデルとなった産業再生機構は役割を終え、予定を1年早めて今春解散した。大企業だけでなく、温泉旅館やバス会社など地方企業を多数再生させた。とはいえ企業が支援を求めるケースは意外に少なく、役所や銀行に支援先を探してもらった面もある。支援を受ければ再生できそうな企業が多くはないからだ。
 じつは、経済産業省が主導する「中小企業再生支援協議会」が4年前から、自治体や地域金融機関と協力して地方企業の自立再生支援を進めている。新機構はこれに「屋上屋」を架すものだ。地方企業向けの再生機能は、どちらかの組織に一本化させる以外にない。
 産業再生機構の経験も生かし、民間の企業再生ファンドがふえてきた。そうした力を活用しながら、地方経済の自立を促すものにしなければいけない。
 後者の第三セクターでは、再生よりも破綻(はたん)処理を中心にすべきだ。

 正論といえば正論だけど、それができますか? 参院であの状況なのだから、民主党にその案を出させてみてはどうか。

ラーメンのこと

 これ読んで⇒貧民はラーメンを食べない
 私は10年、ラーメンを食べなかったな。カップ麺も。
 東京に戻って、少し食い始めた。というか、ときたま食べたくなる。290円のアレでもそこそこに美味しいと思う。あとデニーズでラーメン食うかな。
 いわゆるラーメン屋でまれに食うけど、ハズレ率が高すぎて引いてしまう、というか、あれです、ラーメン好きのラーメンの味って、慣れてないと受け付けないですよ。
 私としては上湯のよさげな麺があればそれでいいのだけど。
 あと、ラーメンというのは、マジになると自分で作ったほうが美味しい。マジといっても、麺もスープも買ってくるのだけど、で、それで市販のラーメンができる。というか、ラーメンってそういう食品。
 個人的には寸胴のあれを食いたいのだけどね、とんと見かけない。まあ、あるところにはあると思うけど。
 そういえば、拓ぼんが俳優やめてラーメン屋やりたいと言っていたな。
 ⇒川谷拓三 - Wikipedia
 54歳だったか。
 嗚呼。
 こんな話もあった⇒定年再出発   番組を作り続ける : 京都太秦撮影所

写真と思い出の光景の差というか

 批判とかではないよ、と、まいどの前口上。
 たとえば⇒顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: ニューカレドニア ヌメア
 で、お写真。きれいなんだけど、そして、思いが通じないわけではないけど、何かが違う、なんだろと思って。
 私もこういう美しい光景いろいろ見たし、というか、人生よかったなというような圧倒的に美しいものも見たけど、それと写真との乖離感のようなものがある。
 まあ、写真とかがメインじゃなくて、文章の備忘メモかもしれない。
 まあ、なんだろか、この違和感のようなというのがあるので、ちょっと。
 ちなみに、「お昼に回転寿し屋に行った。注文したスズキを口に入れたらゴムみたいにかたくて噛み切れなかった。なにこれ。」ああ、それが回転寿司、と、言いたいけど、そうでもない回転寿司もあるにはある。というか、スズキかあ。

増田的哲学

 ⇒http://anond.hatelabo.jp/20070814002243
 これなんだけどね。
 まあ、学問的にはいろいろあるんだけどね。
 現実問題としては、意外と、選択しているときにこそ自由はないんだよね。
 自由というのはchoicelessでeffortlessかも。

苦笑して通り過ぎるつもりだったけど

 苦笑⇒ガ島通信 - 官僚天国ニッポン、事務次官はクビに出来ないのか
 トラバがあって、ああ、ここにもゴミトラバが来ているのかと思ったら。
 ⇒何でもかんでも官僚のせいにするのは勘弁してください。 | bewaad institute@kasumigaseki
 まあ、なんというか、この話、もうちょっと噛み合うとよいと思いますよ。
 では、私は、ちょいと失礼(通り過ぎる)。

うーむというかまあ曖昧な表題というか

 ⇒サブプライム騒動おまけ(ふたつの金融危機&負債デフレ理論) : Economics Lovers Live
 大筋ではそういうことで、というか、先日のbewaadさんのレスと同じというか。

 いまのサブプライム騒動はまだこの段階とみるのが妥当ではないでしょうか。そして日銀まわりの認識は違うようですが、それ以外のFRBなど中央銀行の対応は、流動性リスクへの対応を初期段階でしっかりやるという確固たる方針をしめして、流動性の追加供給にも機動的です。

 そういうこと。
 で。
 ただ、ちょっと「流動性の追加供給にも機動的」が、なぜ欧州というあたりがたぶん理論的に捨象されるのかな、うーむ、やっぱ経済学の人は、みたいな印象はわずかに。
 で。

しかしもしsvnseedさんが懸念するように、リフレ派的なこの種の智恵が無視されるならば、シュウォーツは2)の真の金融危機に陥ると警告しています。

 陰謀論ではないのだけど、「リフレ派的なこの種の智恵が無視されるなら」が微妙で、というか、理論を外れたアートの国家経済というのは、かならずしもそう動かないが原理なんで、その無視リスクは最初から織り込まれているというか、逆にいえば、バーナンキ僧正耐久力テストになるわけで。
 であれば、ここに、政治とか権力の要素は大きいのではないか、と。
 で。

 このとき真の金融危機によってマクロ的な経済変動が激しくなったとき(例えばデフレ不況の発生)にどうするか? それにモデル的な説明をしたのが、僕と藪下先生の共著論文だったわけで、その解答は、マネタリーベースの増加、公衆がデフレ期待をもたないような期待をコントロールすること、のふたつでした。

 で、ここが、膝ポン! で、つまり、「公衆がデフレ期待をもたないような期待をコントロールすること」。つまり、それって何?
 ここで、私のお里が知れるようなコメントはちょっと控えておくのでした。

ゴールドうまくないんだもの

 ⇒FujiSankei Business i. 総合/ビール「新顔」頼み…出荷量史上最低

 17年ぶりのビールの定番商品として発売されたキリンビールの「ザ・ゴールド」は、年間販売数量を期初の800万ケースから600万ケースに下方修正した。第3のビールの攻勢で市場が縮小傾向にあるビールの新製品を定着させるのはそれだけ難しいといえる。

 ゴールドうまくなかった、というか、うまいと思わなかった、私。