毎日 社説:オバマ大統領再選 チェンジの約束実現を− 毎日jp(毎日新聞)
という文章を書いて矛盾を感じてなさげなのが不思議。これは、圧勝を見て、いかに「史上まれな激戦」とやらの予想が異常だったかジャーナリズムが反省するところ。
だが、米国は来年早々、減税打ち切りと歳出の強制的削減による「財政の崖」に直面して景気が悪化しかねない。オバマ政権が国民皆保険をめざして導入した医療保険制度改革も、共和党は廃止に追い込むことを狙っている。年間1兆ドルに上る財政赤字の削減や債務圧縮を迫られるオバマ政権にとって、共和党との融和は必須の課題である。貧富の差や人種、性別を超えた国民和解が必要だ。
オバマケアを潰すのは共和党だみたいな文脈だけど、維持できるならどうするかが問われている。これは、ロムニーも自覚していた。この共和党=悪、みたいな日本のリベラルの単純な構図がまさにリベラルな視点を妨げている。