日経社説 企業は収益の鈍化を改革への危機感に

 そりゃねと思って読むと。

 進むべき方向性ははっきりしている。まず、比較的高い成長力を維持しているアジアなど新興市場のテコ入れである。トヨタ自動車の10―12月期の業績を見れば、その重要性は明白だ。国内や米国での販売低迷をアジアや中東での大幅な販売増で克服して全体の利益を伸ばす収益構造が一段と鮮明になった。

 うーむ、それは違うのでは。
 日本の工業製品はハイクオリティなんでアジア向けはちょっと違う。そのあたり、インドの自動車産業とかよく見渡したほうがよいよ。

読売社説 空港外資規制 安全保障上の歯止めが必要だ

 今頃? のわりによくわからない話。

 要員不足で搭乗手続きに長い行列ができ、清掃も行き届かなくなるなど、サービス低下が問題になっている。防疫やテロ対策までおざなりにされかねない、と懸念する声も出てきた。空港への外資参入を無制限に認めれば、日本でもこんな事態が起きかねない。

 レトリックが過ぎるような。
 この問題はただ原則論だと思うけど。

朝日社説 君が代判決―都教委は目を覚ませ : asahi.com:朝日新聞社説

 地裁なんでというのが一点。すでに控訴では。あと、今回の判決は朝日が喜ぶような種類のものではなかったように思うが。

 私たちはこれまで社説で、「処分をしてまで国歌や国旗を強制するのは行き過ぎだ」と主張してきた。様々な歴史を背負っている日の丸や君が代を国旗・国歌として定着させるには、自然なかたちで進めるのが望ましいと考えるからだ。
 今回の判決は都教委の強制ぶりを戒めたもので、評価したい。

 でも⇒asahi.com:「君が代で起立せず」不採用の元教諭勝訴 「裁量逸脱」 - 社会

 一方で中西裁判長は、君が代斉唱時に起立を命じた職務命令は、憲法が保障する「思想及び良心の自由」に反せず合憲だと指摘。起立しなかった教師の処分を含め、都教委が国歌・国旗の取り扱いを定めた03年の通達についても、「教育は不当な支配に服しない」とした旧教育基本法に違反しないとの判断を示した。
 その上で判決は、職務命令違反を理由に不採用とした都教委の判断について「元教諭らは積極的に式典の進行を妨害したのではなく、起立しなかったこと自体がただちに採用を否定するほどの行為というのは疑問だ」と述べた。

 ということで今回の裁判の論点は、「採用を否定するほどの行為」ではないということ。
 なので、社説の論旨はちょっと話が違うように思う。
 ま、私は君が代とか日の丸の問題には関心ないので、ただ、法理としてということだけ。

朝日社説 道路と自治体―分権の視点はどこに : asahi.com:朝日新聞社説

 そう考えれば、自治体側が訴えるべきことは明らかだろう。中央が握っているいまの道路財源を大胆に地方へ移す。そして、道路にしか使えないという特定財源の仕組みを廃止し、何にでも使える一般財源にすることだ。
 10年で59兆円もの巨費を道路に投入する政府の計画が妥当なのかどうか、地域住民の視点から問い直すのだ。

 道路財源だけの問題ではないというか、この発想はあまり道路の財源の議論としては適切ではないような気はする。特に反論というわけではないが、朝日のこれがソリューションとも思えない。
 鉄は国家なりではないが、自動車は国家だったし。

まそんなかんじ

 香織丹⇒食の安全学再び:そろそろはじけるのか?:イザ!

かりに動きがあっても、おそらく一報は新華社だろうし。いずれにしろ、予定稿、予定稿っと。

 この問題なんだけど、また香織丹の予想方向とは違って、私はお蔵行きに昼飯分、と。

増田的よくある述懐

 ⇒死にたくて仕方ない
 で⇒http://anond.hatelabo.jp/20080209063533

年をとるとだんだん死にたいと思わなくなる

 これは微妙なんだよね。
 「死にたい」いう気分の変動に慣れるというのと、結果的に、「あれぇ、俺、ずるずる生きているよ」という他律感というか、命は授かったものみたいな実感がある。このあたりは、ずるずる生きてみたいとわかんないことっていうか。
 あと、35歳過ぎるとき春樹のプールサイダー的な思いはあるのと、さらに50歳になると、ああ、まじ人生オワタ!感があるのだけど、これは開放感もあるのな。
 過ぎ去ってしまった人生は過ぎ去ってしまって、別に成功もモテもカネも、みんな終わるわけね。
 というか、成功もモテもカネも若い人にとってみると未来だし、そしてそれを杖にしてさらに未来を見たいと思うのだろうけど、そういう根底にあるのは未来の不安。で、そうした未来の不安の余計なところが、50年も生きるとガベージコレクションなわけ。
 ただ、歳を取ると、奇妙にやけくそになる衝動みたいのはあって、そのあたりが、すでに私の上の世代は開花させちゃっていることもあって、まずい。
 ちんこも勃たないオヤジとか、鏡見ろよババアとかが、ある種のピュアな情熱みたいのを抱きかねない。これって、外側から見ると、歳って醜いなんだけど、どうも内側から見るとちょっと違うというかけっこう違う。
 たいていの場合、このヘンテコ情熱はピュアとはいってもイカレているわけだけど、そうとばかりも言えない部分もあるというか、そこはとても難しいよ。
 人がこの世に残せるものは、愛だけ、たぶん、きっと。っていうか、残して死んだ人のことを思う。

意外と簡単増田

 ⇒カミングアウト

世間的にはこういう場合どうなるんでしょうね。

 性の問題には無理はきかないので、ノンケはノンケ、という前提での展開しかないので、あとは友愛というかそういう方向がどうなるかということ。ま、人生なんで、ノンケがゎぁ〜という展開もゼロとはいわなけぢ、幸い、こういう部分は30代にけっこう心が成長しますってば。

今日の猫猫先生

 ⇒児童ポルノ規正法改悪に反対する - 猫を償うに猫をもってせよ

清岡の場合、当初ははっきりと藝術的目的で撮影していたのが、次第にロリコン向けになっていったという不幸な歴史を持っているが、それにしても、ただ裸であるというだけで「ポルノ」扱いするのが既におかしい。西洋では、「ポルノグラフィー」といえば、男女の交接をあからさまに写したもの、あるいは陰部を広げてみせる女の写真などをさす。西洋諸国から圧力がかかっているというが、日本ではそれらのものは大人でも依然として非合法である。

 デヴィッド・ハミルトンとかはまあ、そう。
 で、先生のご示唆なんだが、ちょっと話が違っていそう。つまり、あれは「ポルノグラフィー」の範疇ではなくて、禁忌になっている。
 むしろ、「ポルノグラフィー」はOKというか愚行権で正当。
 幼児の場合、innocenceというか関連するのでは。というか、大人はsinでもおkみたいな。
 なので。

まったく、これではピューリタン社会だ。

 は、そうかも。
 現実的にはこういう問題の文脈⇒Japan.internet.com Webビジネス - 児童をポルノ被害から守れ、ICMEC が新キャンペーン

ま、場の問題

 ゲイツとかシュミットとかまあ、50歳くらいの米ビジネスマンの偉いオッサンみるとわかるけど、あれ、ビジネス・カジュアルというのですよ。で、ビジネス・カジュアルをさもカジュアルに着こなすのがポイントだったりします。(露骨にいうと、ホワイトカラーとかに見られない。あるいは、制服に見られないというか、スーツはほぼ制服。)
 ま、場の問題とかでもあるんですけど。

これが問題だと思うのですけどね

 これ⇒asahi.com:インフレが経済成長を鈍化させる可能性=米アトランタ地区連銀総裁 - ロイターニュース - ビジネス

 米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は8日、インフレが経済成長を鈍化させる可能性があるとし、連邦準備理事会(FRB)はインフレに焦点を当てる必要があると強調した。
 当地で講演した同総裁は質疑応答の際、「インフレが好ましいと言うつもりは一切ない」と言明。インフレ期待はしっかりと抑制されており、景気の緩みとともにインフレも緩和する公算が大きいとの見方を示した。