朝日社説 君が代判決―都教委は目を覚ませ : asahi.com:朝日新聞社説

 地裁なんでというのが一点。すでに控訴では。あと、今回の判決は朝日が喜ぶような種類のものではなかったように思うが。

 私たちはこれまで社説で、「処分をしてまで国歌や国旗を強制するのは行き過ぎだ」と主張してきた。様々な歴史を背負っている日の丸や君が代を国旗・国歌として定着させるには、自然なかたちで進めるのが望ましいと考えるからだ。
 今回の判決は都教委の強制ぶりを戒めたもので、評価したい。

 でも⇒asahi.com:「君が代で起立せず」不採用の元教諭勝訴 「裁量逸脱」 - 社会

 一方で中西裁判長は、君が代斉唱時に起立を命じた職務命令は、憲法が保障する「思想及び良心の自由」に反せず合憲だと指摘。起立しなかった教師の処分を含め、都教委が国歌・国旗の取り扱いを定めた03年の通達についても、「教育は不当な支配に服しない」とした旧教育基本法に違反しないとの判断を示した。
 その上で判決は、職務命令違反を理由に不採用とした都教委の判断について「元教諭らは積極的に式典の進行を妨害したのではなく、起立しなかったこと自体がただちに採用を否定するほどの行為というのは疑問だ」と述べた。

 ということで今回の裁判の論点は、「採用を否定するほどの行為」ではないということ。
 なので、社説の論旨はちょっと話が違うように思う。
 ま、私は君が代とか日の丸の問題には関心ないので、ただ、法理としてということだけ。