読売社説 犯罪白書 再犯防止が事件を減らすカギだ
またこれかという感じがする。どうも空論としか思えない。
読売社説 道路整備計画 特定財源維持ありきの国交省案
はあ、そういうことか。まあ、賛否以前にいちおうわかった。
朝日社説 道路整備計画 巨費を投じる余裕はない
これもよくわからない。
道路問題がなぜ財政の一般論に直結してしまうのだろうか。
日本の財政はいまや先進国で最悪の状態にある。自治体も事情は同じだ。まずは歳出削減につとめ、さらに増税をしてでも財政健全化に取り組む必要がある。少子高齢化のスピードが上がり、年金や医療、介護の社会保障費用が急速に膨らむからだ。
放言だが、朝日、発狂したか?
確かに必要な事業もあるだろう。
というあたりで議論が爆破している。どう必要なのかを議論してから立論だろう。
ただし、それを吟味するには道路特定財源を一般財源化することが欠かせない。福祉に回す費用や教育費とも比べたうえで、必要性や緊急性を判断したい。限られた財源をどう有効に活用するかの知恵が問われているのだから。
朝日社説 首相訪米 「北朝鮮」をどう進めるか
なんだこの社説。首をひねり三度読むにわからん。
福田首相はきょう、就任後初の外国訪問に出発する。ワシントンでブッシュ大統領と会い、来週にはシンガポールで東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス日中韓などの首脳会議に臨む。
福田外交には、前任者にはない強みがある。靖国神社参拝や慰安婦問題といった、歴史認識にまつわる難問を抱えていないことだ。歴史問題は日本に対する不信をアジア諸国に呼び起こし、米国でも下院が非難決議を採択した。
まず、ブッシュ会談があり、ASEANがある、と。
歴史問題はすでに北京側は実質問題にしていない。この変な色目は朝日内部の上海閥的な勢力なのだろうか。れいの下院決議はトルコ問題の紛糾から米国の全体の空気は変わっている。あと徐ノーマンが活躍してくれたおかげもある。
でここがわからん。
首相が最初の訪問先に米国を選んだのは理解できる。安倍氏のタカ派的な路線とは一線を画すにせよ、日米同盟を外交の基軸と位置づけ、協力していく。新首相としてこの基本を米側に印象づけるのは意味があるだろう。
具体的なテーマとしてまず話し合ってほしいのは北朝鮮の問題だ。
米国を選んだ理由が私には日米同盟的な問題と経済問題以外にはわからない。で、なぜ北朝鮮問題? そんなものを持ち出されてブッシュはなんと答えろと? 朝日の意図がわからない。煙幕?
そして読み進めるにアセアンのほうの話が消えていく。なぜ?
むしろ今必要なのは、不透明な東アジア情勢をどう安定させていくか、両国の外交戦略をすり合わせることだ。優先順位は何であり、互いにどのような役割を期待するのか、首脳レベルでの意思疎通をはかっておかねばならない。中国への認識は欠かせないテーマである。
だったら当面の課題はミャンマーじゃないの? あと台湾の国連加盟問題とか。フィリピンでも、インドネシアでもいろいろ難問が起きている。
首相はその果実を持って、第2幕のアジア外交へと転進してほしい。中国の温家宝首相や韓国の盧武鉉大統領との初会談、さらにはこの3カ国の首脳会談も予定されている。
安定した日米関係がアジア外交の幅を広げ、それが米国に向き合うときの強みとなる。そんな骨太の外交戦略を描く旅にしてもらいたい。
というか、この文脈では中韓と距離を置いたほうがいい。
いずれにせよ、日米同盟をどうするつもりなんだろ、朝日は。
ここでも、へたれているわけなのか?
追記
⇒朝日を擁護するつもりは全くないが・・・ - 気の抜けた備忘録
「北京側は問題にしていない」なら福田首相が「歴史問題まつわる難問を抱えていない」という朝日の見方と同じだろ。
違うよ。
(中国国内の権力闘争の基本図から勉強するといいよ。)
「ある個人史の終焉」からの一連の、私の言及のリスト
あらかた言い尽くしたのと、それでも基本的に理解されていないようでもあるので、リストにまとめておく。
20071017⇒今日の話題のぶくま - finalventの日記
20071108⇒この件はあまり言及したくないのだけど - finalventの日記
20071109⇒微妙に違うなにか - finalventの日記
20071110⇒ああこの問題 - finalventの日記
20071111⇒少なくともその手順はないよな、gooブログ - finalventの日記
20071114⇒最近ネットからそれでも引いているのだけど - finalventの日記
関連
November 10, 2007 ⇒むーたん
November 10, 2007 ⇒むーたん
使い方の一例みたいになるけど、たとえばululunさんの言及、
⇒タイトル思いつかない - 煩悩是道場
話題を取り扱っている人間という事で言うならばfinalventさんはお気づきになっておられないのかもしれないですけれど、今回の件には弾さんも一度エントリをお書きになられているのでdankogaiが書いてもメインストリームじゃねえよ、なのかそれともたまたまfinalventさんが今回目立っていると感じている中心に「hashigotan、ekken、ululun」がいるからなのだろうかと考えてしまう。
上のリストを見るとわかるように、私はdankogaiさんにも言及しているので、事実レベルの誤解があり、ululunさんのこのエントリにはそれ以上誤解を深めないために言及を控えるほかない。
あと、何を言っているかわかんないというぶくまの意見をもらうけど、ぶくまのコメントは基本的にスルーします(実際よく見てない)。ちなみに、私への言及があればエントリ起こしてトラバくれればたいていは受信できる。buyobuyoさんのエントリも読むには読んだ(とくにレスはないです)。
私は基本的にまだこの問題についてもう一歩踏み込んだ言及をしていない。やや踏み込んだ意見は、コメント欄やtwitterのほうに分散している。わかりやすいテンプレ的な意見は、私をボケボケと評するkurokuragawaさんとかのエントリで満足されればよいのではないか。
ちょっとだけこのエントリで踏み出すと、いやすでに書いたことなのだが。問題をhashigotanさんという「人」焦点化が進んでいるだけで、hashigotanさん提起の「言説」は、あまり関心が持たれていないように思う。
別の言い方をすれば、人とのからみのネガティブストロークが煮え煮えになっている空気を理路整然と吸い込みたくない。具体的に言えば、「hashigotanさんがPTSDで、よって、メディカルなケアを受ければいい」というのは、たぶん、hashigotanさんの言説を読んでいるのではなく、そうした類型に対する人への態度、距離感のようなものを表明しているのだろう。hashigtotanさんがどういう人生決定をするかは本人と直接的な関係者の問題で、私には関係ない。
この問題の一連には、そうした人への態度の距離感の、現代的なネット的なズレがある。私がこの一連で最初に言及したのは、他人の奥さんが妊娠しても(そしてどんな感動のストーリーがあろうが)それは普通の人生の内側のプライベートな感動なのであって、安定期にも達していないなら、無言でよかったねでスルーするべきもの。もちろん個人的にぶくましたいというがあってもいいし、それが1000件ということもあるだろう。でも、この感動を分かち合おうみたいなのとか、それがわからないfinalventはバカ、みたいな展開はありえない。(ついでに、hashigotanさんがそうしたエントリに攻撃したところでそれはhashigotanさんの個人的な言説の活動という以上の意味はない。あるいは、公的に問い掛けられている部分だけが問題たりうる。つまり、抽象化された部分では問題たりうる。)
あと、finalvent=アルファブロガーという幻影だけが、敵意の的になっているように、私は思う。でも、この幻影はそう簡単に対処できない。聡明なかたでも、そこが気になっているのかもしれないが。
なんというか
⇒404 Blog Not Found:アマグラマーのすすめ - 美徳その2:短気
単に何かをやるだけであれば、わざわざ「関数」などというもったいぶった名前を付ける必要もないはずで、実際他の言語では他の呼び方をしています。例えば私がもっとも得意とするPerlというプログラミング言語では、functionとは呼ばずsubと呼びます。これはサブルーチン(subroutine)の略です。確かにプログラムの羅列はルーチンなので、それをひとまとめにすることをサブルーチンと呼ぶのは適切に思えます。Perlではさらにそれを省略してsubと呼んでいるわけです。なんだかアニキが喜びそうな名前ですね。
ちょっと溜息が出る。