日経春秋 春秋

逮捕状に記された容疑事実はロサンゼルス市警が考えた「真実」に基づくが、その核心部分を日本の確定裁判は「真実とするには疑いが残る」と判断ずみだ。市警の思惑どおり、二つの国をまたいだ“再審裁判”が行われるならば、どんな「真実」が認定されるのだろう。ちなみに巌窟王事件の顛末記の題は『真実は生きている』である。

 そう考える日本人も多いと思うが、今回の問題は、いわゆる新証拠=真実、という枠組みの他に、「共謀」についての司法のあり方の差異がある。日経社内に法に詳しい人もいると思うで、お茶を濁して終わりのコラムではなく、きちんと再考してみてもよいのではないか。

産経社説 【主張】イージス艦衝突 緩みを正す改革実現こそ - MSN産経ニュース

 これまでにあたごの不十分な監視や連絡ミスなどが判明した。危機意識の薄さに唖然(あぜん)とするばかりだ。加えて、乗組員が漁船を視認した時間が衝突の2分前ではなく「12分前」だったとの情報を約20時間公表しなかったことや、防衛省海上保安庁の捜査前にあたごの航海長をヘリコプターで呼びつけたこともわかった。

 産経も援護白旗というところだろうか。

毎日社説 社説:日本版SWF 年金・特会運用から改善を - 毎日jp(毎日新聞)

 これもクリップ程度。

 第三に外貨準備高の水準を考える機会になるからだ。昨年の日本の輸入金額は約67兆円だ。円換算で100兆円を超す外貨準備が過大なことは明らかだ。しかも、そのほとんどは米国債で、取り崩すことが困難である。ドル建て資産はドル安が進めば、円建てで目減りする。
 そこで、満期の来た米国債から為券を償還する原資にし、外為資金特会の圧縮を図ることなどを検討してみてはどうか。円安時の円買い介入にも躊躇(ちゅうちょ)してはならない。いずれも、外貨準備の圧縮に寄与する。

 逆のようにも思うがこの問題は簡単ではない。

読売社説 暴対法改正案 資金源の封じ込めに生かせ

 気になるのでメモという程度。

 暴対法が施行されて16年になるが、暴力団関係者は8万人台で推移し、変化がない。取り締まりを強化し、法律も常に見直していく必要がある。今回の改正案も、警察が行政機関や関係業界と緊密に連携し、新たな仕組みをフルに活用していくことができれば、意義は大きい。

 こういう接面での法の見直しは原則としては必要だが、社会の悪というのは社会そのものであり、そこだけ取り出して根絶できるものでもない。

快晴

 少しずつ春という感じか。昨日は気落ちすることが二、三あった。これからも増えるのだろう。夢は青春の残骸のようなものだった。自分の抱えた嘘というか行方のない過去の期待がねじれた夢になるものだ。
 今日も富士山はきれいだ。

手塚とか増田

 ⇒そういえば手塚治虫の良さがわからない

単に手塚信者が嫌いなだけだった俺。

 気持ちはわからないでもないな。
 私は手塚漫画の世代に埋め込まれているのでしかたないなと思うし、だからわかる部分はあるけど、上の世代や下の世代の手塚ファンとか違和感感じるし。
 最近、「ブッダ」はなかなかよかったんじゃないかと思い返すことがある。つまり、宗教とか思想とかじゃなくて、物語として。

cover
ブッダ全12巻漫画文庫: 手塚 治虫

形式と様式というか増田

 ⇒昨日の朝に萩尾望都の絵が古臭いって書いてた人へ
 絵だと直裁にわかる部分があるから、古いと感じたら受け入れられないかもしれないし、萩尾望都とか私もそれほど読んでないけどプロットとかでも
 ⇒「 百億の昼と千億の夜 (秋田文庫): 光瀬 龍,萩尾 望都: 本」
 とか、今見直すと、ちょっとなというのはありそう。
 ただ、これが言葉の古典だと、年を取ると古語がわかるようになるかもしれない。
 私は40歳過ぎて、室町時代くらいまでの日本語は自分の普通の言葉としてのレンジに入ってきた。徒然草をはてダのように読める(もちろん、難しい部分はあるけどね)。

2ちゃんと増田

 ⇒確かに

増田を覚えると、2ちゃんねるが薄く感じてどうでもよくなる気がする。何が「確かに」なのか分からないが。

 薄いというのともちょっと違うのだろうけど。
 2ちゃんもいろいろあるのだろうけど、基本的にファスというか、偽装化された琴線のコミュというのがある(もともとあれは耕作ファームだし)。増田はその偽装化度が低いように思う。それに、いわゆる匿名を批判隠れ蓑的に使うと奇妙な臭みが出てきてそれほどは読まれないし、自然にスルーされる増田カルチャーはありそう。
 おまけ⇒はてなーの一生。
 あはは。

釣りだろうけど増田

 ⇒ぼくらのブクマ・ゲーム

俺にとってのはてブは競馬なんかと似てる。
要は「どの馬(記事)が勝つ(『最新の人気記事』に載るか)賭けるゲーム」であって、
そこには「騎手(話題の属性)があいつなら間違いないだろう」とか
「あそこの牧場(ブログ主)のはとりあえず印つけとけ」みたいな加味すべき要素がいくつもある。
そーゆーのをまとめけば、大抵『本命』や『大穴』の目星はつく。
ぶっちゃけ『本命』は難易度の低い早押しクイズみたいなもので、
てきとーなブログに絞って張り込んどけば、勝てる。

 釣りだろうけど、そういう面もありそう。というか、スレショルド5だけど、上位常連はフィックス20くらいのゲタがある。
 ただ、本当にブログをヲチしている人はあまりそういう投票ブクマはしない傾向はある。GIGAZINEなんかもぶくまと内部のPVはかなりズレてきているだろうし、分裂君はたぶんぶくまとPVの相関は弱いだろう。弾さんところが現状ではそのあたりの最適化最強位置にあるというかYahoo!で上がり状態にはあるんだけど、ブログというのは個人の資質に折っているし、弾さんは弾さんでなかなか傍から見るほどステレオタイプの人ではないので、微妙な屈曲はあるでしょうね。

元気あるなあ

 J魂君⇒下げてから上げるネット世論 - jkondoの日記

くだらない話を書けば、「下げ」たあとに誰も「上げ」るエントリーなど書いてくれない。単純な批判のあとに、理性的な批評が生まれるようなものを書こう、そういう事がブログのひとつのあり方なのではないか。

 ま、私はできるだけ理性的な批評のようなものを書くよう心がけましょう。