今日の大手紙社説
韓国大統領選挙が近い。与党はたぶん破れるだろうが、李明博の線は存外に弱いのではないかというか、例え彼が勝っても奇妙などたばたが起きそうな雰囲気でもある。いずれにせよこの交代で韓国が変わるかというとそうでもない。話がずれるが円がウォンに相対的に弱くなっているのだがこのあたりも微妙な問題で、まあ日本にも微妙だ。あまり触れるとろくなことがない。
むしろオーストラリアでハワードは敗れるだろうというあたりで世界の季節が大きく変わる。
あ、今日の各紙社説だが特にどってことはない。消費税なんか上げられるわけないんだし、福田が親中っていうのも別にというくらいなもの。というか、あまりこうした問題は右派左派が騒ぐほどの選択の余地はない。
日経社説 成長と歳出抑制が消費増税の大前提だ
日経はさすがにごく普通。
毎日社説 社説:消費税引き上げ 支えるに足る政府を築け
よく読むと微妙に怖じけているのがナイス。
では、いつどのように消費税を上げるのか、それによってどれだけの社会サービスが供給されるのか。こうしたことを丁寧に示していくことが、租税国家を再興する手続きとして欠かせない。
残念ながら、政府税調も財政審もここは避けている。不十分と言わざるを得ない。来月の与党の税制改正大綱では、08年度改正のみならず、給付と負担の両面から国民が信頼しうる中期展望を国民に提示すべきである。支えるに足る政府、国家でなければ納税者は税負担を増やすことに不満を抱く。
国民に安心をもたらし、経済、地域の活性化にもつながる税制の姿を国民は見たい。
でもそれに毎日も答えられない。
答えられるわけないじゃん。このままだと僧正はまたぐいと引くよ。
読売社説 政府税調答申 与野党協議で早く落着点を探れ
大変わかりやすくてよろしい。ってか、日本にとってよろしいかというとそうでもないけど。読売新聞、まじ終わったかな。
読売社説 日中首脳会談 どんな「転換期」にするかが大事だ
朝日のような直チャネルはまだ読売内にはできていないが、随分と親中に傾倒しているのはそれなりのワケというのもあるのだろう。別にいい悪いじゃなくて。
朝日社説 福田外交―日中韓の共鳴を生かせ
朝日の空気で自動的に書くとこういう社説になるのだろう。というのは韓国の大統領選についてまるで触れていない。こりゃちょっとないんじゃないみたいなツッコミ力はすでに朝日内にはない。
中国については結果的に上海暴動のときに日本が小泉で動じなかったので北京に有利した。しかし、北京側で小泉に感謝とはいかない。このあたりは、実は、森と野中、さらには小沢という日本側のチャネルの動きで見ていくとわかる。
ムシャラフ大統領の再選
⇒ムシャラフ大統領の再選、事実上確定 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
つうことで。
今回のドタバタにはなんかウラがありそうだし、ここへすんなりというものでもなかったのだろう。
例のstem cellは国際的にも話題
⇒ABC News: Stem Cell Shift: No Embryos Required
日本だけのフカシではない、と。
うーむ
これね⇒貴種の支配 - d.hatena.ne.jp/Mr_Rancelot/
議論すると構えが大きくなってめんどくさい。
簡単にいうと日本の場合、ある種の二元構造みたいなのがある。もっと簡単にいうと、実際は貴種の支配ではないのを貴種の支配のように看板を付ける、なんというか、和合というか合議のようなシステムがある。(北条氏とかの歴史とか天皇すら排斥してしまう。)
貴種というのはコミュネタみたいなもの。
日本の歴史というのは、けっこうリアルポリティックス。
日本史のおけるこの構造が狂っていたのは戦中の国家導引体勢ができてそれがGHQを介して左派に受け継がれたところ。放言になるけど、左派というが貴種の位置に来た。
現代はそれがまた崩壊している過程。
最近、つらつらと明治中期から昭和初期のへんてこにディテールな歴史を読むのだけど、いろいろ学ぶことが多い。
ああそういえばこれもそう。
これ⇒極東ブログ: [書評]健康の天才たち(山崎光夫)
ちょっとネガコメみたいに聞こえてはいけないのだけど、ランスロさんは歴史のサマリーや小説を読み過ぎかも。歴史の息づかいは、旅とか爺と婆とか、奇譚とかディテールとかに潜んでいる。
twitterの速度の問題もあるかと思うけど
⇒はてなブックマーク - 辛辣インターフェース評議会 - またdankogaiに絡まれて面倒くさいので解説をする
ま、これはこれで、そういうものかな、くらいなんだけど。
で、弾さん批判ではないけど、このあたりのtwitterに軸足を移したコミュの速度にうまく弾さんがチューンされてないというのはある。
ただ、そういうtwitter側だからできる部分にブログがシフトしている部分もある。
大筋で速度の問題とも言えるのだけど。
このあたり、けっこう微妙。
おや踏み込んだご発言
⇒ひきこもりの半数は精神薬理学的治療を試みるべき病態である。 - hotsumaのURLメモ。
私なんか言おうものなら袋だたきでしょう、というか、私はそういう考えはもっていないけど。
じゃ、どういう考えを持っているかというのが、なかなか語りづらい。地味にわかる人にだけわかるかなくらいでブログに細く継続して書いているけど。
そういえば千島
承前⇒晴れ - finalventの日記
そういえば。
「蛍の光」は戦前は4番まであった。
⇒蛍の光 - Wikipedia
4
千島のおくも、おきなはも、
やしまのうちの、まもりなり。
いたらんくにに、いさをしく、
つとめよわがせ、つゝがなく。
ほいで。
文部省による詩の改変
領土拡張等により文部省が4番の歌詞を以下のとおり改変している。
千島の奥も 沖縄も 八島の外の 守りなり(明治初期の案)
千島の奥も 沖縄も 八島の内の 守りなり(千島樺太交換条約・琉球処分による領土確定を受けて)
千島の奥も 台湾も 八島の内の 守りなり(日清戦争による台湾割譲)
台湾の果ても 樺太も 八島の内の 守りなり(日露戦争後)
このあたりの語感をわからない人も多いのだろうなと思う。
こういう語感がわかるということの意味も理解でない人も多いのだろうなと思う。
ついでに。
⇒八島 - Wikipedia
おおやしまとも言う。古事記などでは「日本諸島」の意味合いがあったのだろう、というか、壱岐対馬、そして淡路島が大きな意味を持っていた。このあたりの歴史の語感も消えつつある。
そういえばソニーがEUのお白砂で
⇒ソニーなど罰金120億円…EU競争法違反 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は20日、電機大手ソニー、富士フイルムホールディングス、日立マクセルの3社が、ビデオテープの価格つり上げを狙ったカルテル行為を行い、EUの競争法(独占禁止法)に違反したとして、3社に総額7479万ユーロ(約120億円)の制裁金を科すと発表した。
制裁金は、ソニーが4719万ユーロ、日立マクセルが1440万ユーロ、富士フイルムが1320万ユーロ。ソニーは、社員がカルテルの証拠書類をシュレッダーにかけて隠滅するなど、調査の妨害を図ったとして、制裁金に30%を上乗せされた。
⇒欧州連合、ビデオテープの価格カルテルでソニーらに罰金:ニュース - CNET Japan
⇒asahi.com:欧州委、ソニーなど3社に制裁金122億円 - ビジネス
関連⇒極東ブログ: 欧州裁判におけるマイクロソフト敗訴について
Twitterはツラいかな
切隊さん⇒切込隊長BLOG(ブログ): Twitterはツラい
使い方というかこなしかたのスタンスにもよるかも。
使ってみて、あれ、なんというのか、300人くらいフォローすると、うひゃーなパーティ会場みたいなもので、それを適当にこなしているかなみたいな。あるいは、今日はちょっと下痢気味なんで黙ってるみたいなとか。
つうわけで、コミュツールとしては基本的に使ってないというか、私とか。でも、結果的にけっこうデープなコミュツール的なところはある。
ただ、これ、Twitterはうまく使うといろいろ可能性はあると思う、リアルでも。
それと、けっこう使いこなしが難しい、使い方にもよるけど。
地震とか停電とかその手の情報はNHKより早い。
ま、ただ、なんというか、何かが決定的にTwitter的なものにシフトしたかなという感じはする。はてな村とか見ていても、Twitter側でしか見えない部分が出てきてしまって、たとえばネガコメさんとかそういう部分が実は浮きまくっているのだけど知らなそう。
と、twitter覗いたら自分の発言は22時間オフでした。