この人はいけると思った人がコケていくのはつらい

もちろん、そういう自分がコケているのかという余裕は持ちたいのだけど、この人はいけると思った人がコケていくのはつらいなという感じがする。偉そうな言い方をすると、「はてな」世代の思惟が、こうしたアクチュアルな問題に新しい感性で、どのように対峙しうるのかと期待している面もあった。ダメかもしれない。今頃、浅田彰のお陀仏が出てくる。なんか、そのへたれ感に泣きたい気持ちになる。
 吉本を思う。彼は、じんわりと激怒して、フォロアーをけちらしてきたが、「若い人、しっかりしてくれ」という感じだったのかもしれない。もっとも、くどいが、私がしっかりしているとまで尊大に思うことでもない。私は間違っているかもしれない。私の間違いを、クリアに切る感性の芽はどこにあるのか?

新設イラク軍、作戦参加を拒否=初の大規模戦闘行動は実現せず−米紙

 11日付の米紙ワシントン・ポストは、新設のイラク陸軍の部隊が5日、中部ファルージャをめぐる戦闘で米海兵隊を支援してイラク人と戦うのを拒否したと報じた。米軍が新生のイラク軍を大規模な戦闘作戦に参加させようとしたのはこれが初めてだったが、イラク軍側の拒否で治安権限の移譲に疑問を投げ掛けたと同紙は伝えた。 

 WashingtonPostのオンラインでは確認できなかった。これには米軍としても無理がある。以前、権力は部族単位なのだろう。

正午に解放予定だった=アルジャジーラ報じる−日本政府筋の情報

「拘束された日本人3人はメッカ(サウジアラビア)時間11日午前6時(日本時間同日正午)に解放される見通しだったが、それから2時間経過した時点で、解放は確認されていない」

 米軍がなんか動いているかな。足が付かないように解放するのは難しいか。

普天間問題で下地氏訴え

 下地氏は訪米中、国防総省ヒル日本部長や国務省リビア同部長、国家安全保障評議会のジョーンズ北東アジア部長など米政府、海兵隊当局者、さらにキャンベル元国防次官補代理や研究者など二十一人と会談。
 うち、キャンベル氏は「普天間返還合意から八年。辺野古沖の計画は時間がかかり過ぎる」と下地氏の提案に同意した。
 下地氏は九日で全日程を終了。十五日には日本政府や自民党幹部に米側との意見交換の内容を報告する。

 がんばれ、下地。すこし痩せろ。

犯行グループは先月設立の連合体か

【カイロ=嶋田昭浩】イラク邦人人質事件で、「サラヤ・ムジャヒディン戦士旅団)」を名乗る犯人グループと、人質となった北海道千歳市のボランティア高遠菜穂子さん(34)との間に接点があった可能性が浮上した。
(中略)
 一方、高遠さんは事件前、本紙記者らに、自ら「ムハンマド軍」の名を挙げて、同軍のメンバーに極めて近い人物と接触したと語っていた。
 バグダッドなどで地元住民と支援活動をしてきた高遠さんが、偶然にそうした人物と出会ったとみられる。ムハンマド軍は、米軍襲撃が多発しているバグダッド西方のファルージャを拠点とするイスラム系の抵抗組織。

 なんだそれ? お友達の輪?

スンニ派有力部族が関与か イラク邦人人質事件

政府は10日、イラク日本人人質事件で、「サラヤ・アル・ムジャヒディン(戦士旅団)」を名乗る犯行グループにイラク中部ファルージャ周辺を拠点とするイスラムスンニ派有力部族メンバーが関与しているとの情報を入手、部族実力者に接触を図るなど拘束場所の特定、救出に向けた具体的な取り組みを始めた。

 これは昨晩の時点の話。

イラクは沈静化に向かってんじゃないのか?

 サマワCPA砲撃の犯人が捕まった。っていうか、意外に簡単だったなという感じだ。こんなところまで、デファイーン・サダムがのこのこやってくるのか。組織性なしだな。
 日本人誘拐も、現地の有力者で抑えられるわけだから、この勢力の打算をうまく考慮すればいいだけのことだ。
 停戦も進んだし、あぶり出しもだいたい終わっている。あとは、権力をうまく配分して、外部勢力を除けば、意外にイラク状勢って沈静化するんじゃないか。

サマワ砲撃、元サダム挺身隊員ら4人を逮捕

 【サマワ=小林月照イラク南部サマワ連合国暫定当局(CPA)事務所に向けて8日夜に対戦車弾が発射された事件で、オランダ軍が、イラク人の男4人を逮捕していたことがわかった。
 いずれも旧フセイン政権を支えたバース党員で、1人は元大統領フセインに忠誠を誓う民兵組織「フェダイーン・サダム」(サダム挺身(ていしん)隊)の元メンバー。逮捕時に携帯型対戦車砲(RPG7)4門が押収され、4人は砲弾の発射を認めて「米国に報復したかった」などと供述しているという。

東亜日報 日本人人質事件、他人事ではない

戦時であったとしても、民間人の拉致は到底許されない卑劣な犯罪だが、イラク抵抗勢力の理性的な行動を期待しがたいというのが現実だ。最も確かな安全対策は当分イラクに行かないことである。

 韓国人からご説教。

犯行グループが衛星TV局に送った声明文(要旨)

神は偉大なり。勝利するまで戦いは続く。
  ヒジュラ暦 1425年サファル月19日
     西暦 2004年4月10日
サラヤ・ムジャヒディン

 へたれ感漂いまくり。

共同 日本、一定の条件提示か 聖職者通じた水面下交渉で

 10日、隣国ヨルダンの首都アンマン入りした逢沢一郎外務副大臣も、犯人グループとの水面下での接触が始まっていることを示唆する発言をしていた。米主導の「反テロ同盟」の一翼を担う日本が自衛隊撤退を約束するのは不可能で、何らかの条件を提示、武装グループを納得させた可能性が強い。
 犯人側が10日の声明で「人質を解放するが、その後も自衛隊の撤退を求めていく」としたのも、政治的な要求を完遂しようとするグループのものとしては不自然で、犯人側がもともと政治的なグループではなく、本来は身代金目的の誘拐だった可能性もある。

 金こそ威力。身代金もバレなければいいんで、外務省、しっかりせーよ。

産経 朝日社説 詭弁としか言い様がない

 朝日のこれまでの社説からいえば、イラクへの自衛隊派遣に反対した立場から、「派遣していなければ、こんな事件も起きなかった」という思いが強いのであろう。
 だが、現時点で、本音である撤退論を打ち出す勇気もない。そこで羊頭をかかげて狗肉(くにく)を売るという苦しい結果になったのだろう。しかし、これは詭弁(きべん)と言わざるをえない。

 ますます、レベルがブログだな。

毎日 年金審議 厚労省は一元化の試算を

 民主党案は(1)国民、厚生、共済の各年金を一元化し全国民共通の2階建て制度とし、1階は最低保障年金、2階は所得比例年金とする(2)年金目的消費税(3%)を創設して最低保障年金などの財源とする(3)自営業者の所得を把握するために納税者番号制度を導入する(4)社会保険庁国税庁を統合し保険料と国税を併せて徴収する、などが骨子となっている。

 公明党創価学会は反対するのは、彼らの支持層が、所得把握を拒んでいるからだろうな。

朝日 イラク・人質――米国に自制を迫れ

 さらに、日本だ。もしこの戦争を支持せず、自衛隊を送らなかったら、日本人がこんどのような人質事件に巻き込まれる危険はけた違いに小さかったろう。国民にはそんな思いが強まっている。
 これらのことを米国にはっきり伝え、方向の転換を求める。それは、米国への同調を最優先してここまで来てしまった首相の国民に対する義務であろう。

 テロの仲間になれば、テロの被害はなくなるという論理だよね、それって。