この人はいけると思った人がコケていくのはつらい

もちろん、そういう自分がコケているのかという余裕は持ちたいのだけど、この人はいけると思った人がコケていくのはつらいなという感じがする。偉そうな言い方をすると、「はてな」世代の思惟が、こうしたアクチュアルな問題に新しい感性で、どのように対峙しうるのかと期待している面もあった。ダメかもしれない。今頃、浅田彰のお陀仏が出てくる。なんか、そのへたれ感に泣きたい気持ちになる。
 吉本を思う。彼は、じんわりと激怒して、フォロアーをけちらしてきたが、「若い人、しっかりしてくれ」という感じだったのかもしれない。もっとも、くどいが、私がしっかりしているとまで尊大に思うことでもない。私は間違っているかもしれない。私の間違いを、クリアに切る感性の芽はどこにあるのか?