日経社説 事情聴取の次に小沢氏がなすべきは : NIKKEI NET(日経ネット)

 検察にも首をかしげさせるところがある。昨年3月に小沢氏の公設第1秘書を別の規正法違反で逮捕して以来の一連の捜査は、政治家がらみの事件を手掛ける際に恣意(しい)的と見られないよう、また政局に極力影響を与えないよう配慮をしてきた従来の検察のあり方からは、かなり異なる。
 検察は「規正法は議会制民主主義の根幹をなす法律で、虚偽記入は国民を欺く犯罪」と位置づけるのだから、“被害者”たる国民に、捜査・刑事処分の背景と検察の判断をよく説明する必要がある。

 昨年の春の大久保容疑者逮捕以降検察はけっこう「政局に極力影響を与えないよう配慮」しているように見える。国民としては、もっと、わかりやすい真っ黒黒介を出して欲しいというところだろう。ただ、そこがそういうタイプの絵ではないということをどう説明するかに検察も苦慮しているだろうし、私も絵が見えてきたのは昨年年末のことだった。
 ⇒小沢氏個人資金、妻子名義で20口座 自身が7億円管理 : NIKKEI NET(日経ネット)

 民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、同氏が一部を土地購入に充てたとする7億円弱の個人資金は約20の口座に分散し、家族名義で信託銀行に預けられていたことが22日、関係者の話で分かった。1992年からの9年間で順次解約したという。

 それをきちんとトレースするのは大変なことだろう。