朝日社説 かんぽの宿―筋通らぬ総務相の横やり : asahi.com(朝日新聞社):社説

 朝日がこれに食いついたか。ちょっと感慨深い。

 鳩山氏が問題だと指摘するのは次の3点だ。なぜ不動産価格が下がるいま売るのか。なぜ一括売却なのか。なぜ規制改革・民間開放推進会議の議長を長く務め、郵政民営化を支持していた宮内義彦氏が率いるオリックスに売るのか。「国民が“出来レース”と見る可能性がある」として、譲渡に必要な会社分割を認可しないという。
 これに対して西川社長が説明した内容は、しごくもっともに思える。
 赤字が毎年40億〜50億円あり、地価が急上昇しない限り、早く売る方が有利だ。一括売却でないと不採算施設が売れ残り、従業員の雇用が守れない。全国ネットとした方が価値も上がる。最高額で落札し、雇用を守る姿勢が最も明確だったのがオリックスだ――。
 鳩山氏は譲渡価格109億円が適切か総務省に調査させるという。だが調査する前から「納得する可能性は限りなくゼロに近い」とも発言している。

 話の筋としては朝日の言うとおりだし、この件について自分はまったく不合理な印象をもっているので主張はしないが、鳩山がんばれと思っている。