毎日社説 社説:視点 介護人材不足 熱意と夢を消さないために=論説委員・稲葉康生 - 毎日jp(毎日新聞)

 介護分野は新しい産業で、年功制の賃金体系になっていない。長く勤めても賃金はあまり上がらず「収入が低く結婚できない」と退職する男性が多い。介護・福祉に従事する人たちも労働者であり、生活していかなければならない。あまり低い賃金水準だと人材は集まらない。また非正規社員が多い雇用形態も見直さないと、腰を据えた介護が難しくなる。
 賃金引き上げには財源の議論をしっかりとしなければならない。税の投入や保険料の引き上げが避けられないが、国民に説明して納得してもらい、早急に処遇改善の手を打つべきだ。熱意を持って介護の仕事に就いた人たちが、夢を失わないような手だてを講じなければ、手遅れになる。

 税金をうんとあげるといいよ、若い世代からうんと搾り取って、老人介護にあてるとよいよ……ということかな。説得されるべき国民とはどういう構成になっているのだろう。