曇り

 雨は降らないらしい。高気圧の移動がある。
 時の流れは速く、深く苛立ちがある。
 朝方ぼんやりと自分が置かれている外的な状況や内的・無意識の欠落を見つめていた。無理をしているなという部分と、悪意とも違うのだが悪の要素と自分が与えられている愛情を受け入れないかたくなさが身体を害しているようなそんな思いにフロートしていた。自分がある意味で真実として生きていないならそれはなぜなのだろう。それを合理化するような自身への心理的な虐待みたいなものはなんなのだろうか。
 夢は2つ。私は医学生なのだろうかスライドを見て講義を受けている。大腸内における大便の形成についてだ。どのようにそれが軟度と硬度を持ち形成されていくか、患者の糞便排出時の筋肉と便秘が続く場合の大便の構造変化について。私は、ああそうなのかと見ている。もう一つは、アンテナと漢字の形成について。これも私は講義を聴いている「土」という漢字は大地から伸びたアンテナであるらしい。漢字の本質はこのように大地から天に向けたアンテナ的な構成に重要性があるというのだ。「土」は簡素に本質を表し、「高」は大地の載せもののような構築を持つ。「壺」は一般に言われているような容器というより、大地に置かれて天に向けた構築に重要性がある。