晴れ、ログイン

 よい天気。昨日はネットを完全にオフっていたわけではないが、ネットを覗くと随分久しぶりという感じがする。夢はごちゃごちゃとしていた。今は覚えていない。
 そういえば昨日は随分鬱に沈んだ。根本のところでいろいろ生き方に無理があるんだろうなというのと、心の静かさみたいのを最近失っている。こういうのも歳ということなのかもしれない。
 先日「箱」を読み、それからその関連についてけっこう考えた。考え抜いたに近い部分もある。そのなかで、まず前提としてある敵対心みたいなものが自分に向けられたとき、そこに絡め取られないことが、奇妙な言い方だが、彼我に大切なのではないか。そして、そのとき最初に黙るべきは自分ではないか。そう思うようになった。というか、人間は奇妙なものに取り憑かれて生きている。
 「箱」では、優越、正当、体裁、劣等という4つを上げていた。卑近な例でいえばネガコメなどは優越なのだろうし、おそらくその背後には劣等感や被差別・被害意識があるのではないか。そしてネガコメ的な優越は、イデオロギー的な色合いが濃いので、これは正当、つまり正義への依存があるのだろう。自己に立たないで、正義に仮託し知で優越性をもたらし、結果として他者を否定するという行為は、自分が免れているわけでもないのだろうが、それ自体が一つの病理なのだろう。