読売社説 「不作為」有罪 官僚社会全体への警鐘だ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 「エイズ対策の中心的立場」にあった松村被告が犯した不作為の罪は、それだけ重大だったということだろう。

 「ことだろう」と他人事のように言う読売。

 被害者と国が和解した「薬害C型肝炎訴訟」でも、適切な対応を取らなかった国の過失を認め、賠償を命じる司法判断が相次いだ。不作為の構図は、薬害エイズと同じである。

 C型肝炎問題についての識者はそう少なくなかった。薬害エイズについてもまったく不明というわけでもなかった。情報のありかたやその責任についての構造は渦中のなかで考えないといけないことは多い。