今頃、Mr.インクレディブル見たよ

 手放しで面白いといえる作品ではないが面白かった。なぜ見たかというとジョン・ラセターに関心があるから。
 作品としては映像と展開、そしてひねりはラセターらしいとも言える。ディズニー的な部分はしかたがないのだろう。
 あのロボットの感触はブラッド・バードなのだろう。
 私とラセターは同い年だが、というわけでもないのだが、この作品は、50歳以上でないとわからない部分がある。そのあたりも家族物として見応えがあるようにしているのだろう。
 べたな部分で言えば、この物語は家族の物語(The Incredibles)であり(そしてヒーローの終わりの物語でもあるが)、ロバート・パーという中年男の性的な物語である。厄年くらいには、男らしさというかセクシーさのある男はこうした当たり前の危機に陥るし、その時のパートナーの女たちのある典型的な物語というものもある。
 最後赤ちゃんが変身するところはストーリー上想像の範囲内だが、あの赤鬼はなにか英語のダジャレかあるいは米人ならするっとわかるところなのだろう。私にはわからなかった。

cover
Mr.インクレディブル: DVD: クレイグ・T・ネルソン,ホリー・ハンター,ジェイソン・リー,サラ・ヴァウエル,スペンサー・フォックス,サミュエル・L・ジャクソン,ウォーレス・ショーン,ブラッド・バード,ジョン・ラセター

大人だからこその, 2006/6/21
By abd (japan) - レビューをすべて見る
ラセターさんのピクサー作品はどれも好きですがこちらも。
私なんかが言うまでもありませんが、アニメーションといっても
大人だからこその、
見てわかる事・笑える事・感心できる事・心動かされる事が
沢山詰まってるんですよね。

 そんな感じでしたね。