妊娠・出産の儀礼、犬にあやかる帯祝い

 ⇒帯祝いとは : 冠婚葬祭マナー「帯祝い」

おなかに赤ちゃんができてからの初めてのお祝い事です。妊娠5ヵ月目に入ると胎児が順調に発育し、流産の心配がなくなります。
この時期に、お産の軽い犬にあやかり出産の無事を祈って妊婦に腹帯を贈ります。

 ⇒帯祝い

妊娠五ヶ月目の戌の日に、腹帯を巻いて妊娠を祝い、出産の無事を祈るのが帯祝いです。戌の日におこなうのは、犬は多産でしかもお産が軽いのにあやかろうというものです。この帯を岩田帯といいますが、これは岩のようにたくましく、元気な子供が生まれるようにとの願いからつけられたものです。
 
別名「着帯祝い」とも言います。この儀式自体はかなり古くからあり、「古事記」の記述にも見られます。神功(じんぐう)皇后が三韓征伐におもむいたとき、ちょうどご懐妊中だったため、途中で産気づくことのないように、また帰国して無事出産できるようにという願いから腹帯を巻いたのが、そもそもの始まりだと記されています。

 紀子さま、安産祈願の「着帯の儀」(2006. 08. 01 )

 秋篠宮紀子さまは1日午前、東京・元赤坂の宮邸で、安産を願って腹帯を締める「着帯(ちゃくたい)の儀」に臨まれた。妊娠9か月目の戌(いぬ)の日に行われる皇室の伝統儀式。

 ご参考⇒はてなブックマーク - [2007.04.17] 「女性は犬のように子供を産め」と言った小泉前首相 | Blog(ブログ) | [公式] 天木直人のブログ