朝日社説 防衛「省」 改めて昇格に反対する

 防衛庁は庁のままでよいのではないかと思うというか、現行日本国憲法の整合ならそのあたりだろうと思う。が、まあ、「省」に強く反対するというものでもない。どう違うのかよくわからないのだが、予算配分ということだろうか。
 それはさておき、この朝日の社説はいただけない。

 戦争が終わって60年が過ぎた昨年、詩人の長田弘さんはそのころ盛んに語られた「戦後60年」という表現に疑問を投げかけた。「不戦60年」と言うべきではないのか。

 日本は1945年以降を戦後と呼ぶ。しかし、世界に戦争が終わったわけではなかった。そして日本だけは戦争に関わらなかったと言う。イタリアなどが平和維持のためにその国民が流した血などは顧みない。もちろん、そんな道理が通るわけもなく平和維持に関わるようになった。平和維持というが、戦争停止に関わるというべきで、平和であるとは戦争や虐殺を止めるべく努力をすることだ。それを戦後日本はどれだけしただろうか。