うーむ傍観すべきだが

 小谷野先生のこと、たまたま、ぶくまでみかけた⇒はてなブックマーク - NC-15 - こんなんでも東大で教鞭取れるのか?小谷野敦②
 このエピソードは有名な話でして、こういう言い方もないけど、絶望書店と、忘れたけど雄琴とかその道の好き者みたいなオサーンがもう一人いたけど、こういう野人の知性を小谷野先生が目測を誤ったのだろうなと思います。野の知識人というのは、厨ばかりでもないんですよ。とくに、風俗の分野にはとんでもない人たちがたくさんいますよ。
 で、ここで小谷野先生がある意味できちんと負けたのは彼が近世歴史にたいする造詣というバックボーンがあったわけで、いわゆる知識人だとこうきちんと折れずにイデオロギーとか出てくる。
 ま、うまく言えないけど、私は小谷野先生、偉いと思いますよ、よく勉強しているし、皮肉じゃなくて。
 あ、これもなんか微妙なトーンになるかもしれないけど、「すばらしき愚民社会: 本」じゃなくて、連載中のほうだったかな、彼がキリスト教の基礎知識が彼自身薄いと率直に言っていて、そういう面は、一見ぼんくらにみえるミッショナリ系の学校を出た人にはきちんとあるというふうなことを言っていたけど、こういう問題にきちんと感性が働くというのは大切なことですよ。
追記
 きれいに折れたかと思ったらそうでもなさそう。
 ⇒2006/3/28  小谷野敦氏よりの削除依頼