履歴書のこと

 ⇒他人の不幸は蜜の味: 僕の考える「良い履歴書の書き方」
 反論というわけでもないけど、ま。
 一時期、ある分野の人の選考に関わっており、履歴書をたくさん読まされた。その時、思ったこと。
 一つは、履歴書を読む側の心理だけど、もう履歴書なんてものは読むにうんざりするものというもの。写真見てこんな人かというのと、文字を見て、汚い字だなとか、その2点の印象が強い。
 でも、履歴書を読む側は、よい人を採用することが自分の成績なわけで、そこにはあまり主観は入らない。写真はいいにこしたことないし、文字もきれいであるにこしたことはないけど、せいぜい、ちゃんとした写真屋で撮れよ、丁寧に書けよ以上のことはない。
 で、なにがポイントか。
 の前に、リンク先のようなことはあまり問題ではない。「他者より秀でた自分をアピールする活動」なんてどうでもいいし、趣味・特技はあまり関係ない。亀甲様のようにパチンコが趣味ですみないな人もいないでしょ。
 で、ポイントはファクト(事実)。そんだけ。しいていうと、あとで面接官が突っ込みできるようなファクトが、そのアプライする職種に合わせてきちんと書いてあること。面接官というのは暇で退屈でけっこう嫌なもので、突っ込みできないとつまんないし、ただ、個性的なリプライとか貰っても困る仕事。
 すると、ファクト(事実)、つまり、それが経歴、履歴ということだけど、が、ない人や薄い人はどうかというと、ダメです。なんかがっかりさせるようなこというけど、ダメなものはダメなんだもの。
 まとめると、ファクトをもって、御社に対してワタシはこれだけ利益をもたらすことができる人材ですよというのを示す。そんだけ。
 いや、そんだけじゃなくて、会社っていうのは、また選考担当者もそうだけど、そんな優れた人材がいるわけないし、来るわけないじゃんと思っている。世の中というのは凡人で成り立っています。だから、会社に入って、協調してくれるというベーシックな線があれば、多少選考ミスがあってもOK牧場なものです。
 というわけで、個性なんて出さない方がどっちかというとマシ。
 アプライする会社に対して訴求できるファクトが少なければ、現在町内会で緑化運動を担当しています、みたいな協調性を示すファクトを一点入れておくとよし(嘘は厳禁)。二点あると嘘くさいっていうかうるさい。