今日の大手紙社説
米ロ軍縮とウイグル騒乱が話題。どちらもそなりの社説が多いのだが、深みにかける。問題の個別性にあたらず、理念的に自己擁護的に書いている。
ウイグルと呼ばれる地域はCISとそれほど変わりない。そういう認識は中国の手前、大手紙には見えない。
たとえば⇒東トルキスタン共和国 - Wikipedia
問題はそう単純ではない。
読まれるとよいと思うが、本⇒極東ブログ: [書評]「多民族国家 中国」(王柯)
上のエントリ中の東大大学院留学生は⇒トフティーさん、その後 - finalventの日記
多民族国家 中国 (岩波新書): 王 柯 |
朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年7月8日(水)/ウイグル騒乱―弾圧しても安定はない
背景にはイスラム教徒のウイグル族と多数派の漢族の、根深く鋭い対立がある。建国60年を迎えても、中国当局は民族問題に本腰を入れて取り組んでいない。それどころか結果的に対立をあおっているようにさえ見える。
そうも見える。
ウイグルを中国を手放すことはない。また、民主化もないだろう。今回の中国の動きはなんだろうか。
これが中国人と呼ばれる漢ナショナリズムにどう見えるかという、メディアの戦略かもしれない。
話はずれるようだがイランの暴動はどうも報道されない部分に巧妙な仕掛けがあったようだ。西側の仕掛けではなく、体制側のIT制御だ。TwitterやYouTubeのような子供だましで見えなくなるが、巧妙に体制側もITを駆使していたようだ。中国も同じだ。ITは途上国においても自由のツールではなくなりつつある。
朝日社説 asahi.com(朝日新聞社):社説 2009年7月8日(水)米ロ核合意―他の保有国を引き込め
逆に言えば、冷戦思考のもとで減らせる限界まで踏み込んだのが、今回の合意の意味である。
というけど。
2大核大国が動かなければ、世界の核廃絶は実現しようがない。
それが冷戦思考そのものなんだが。
米ロの核はコントローラブルであり、どちらも同盟国の関係が悩みになっている。核の拡散は、途上国側で進行しつつあり、中国は本意ではないにせよ、スジの悪い位置にある。
大石先生大いに日垣隆を褒めるの巻
私はずっと書いて来ましたが、日垣隆って人は、この手のルポジュタージュをさせると第一級なんです。私はその部分で、彼の能力と執念を疑ったことは一度もありません。
まったくそう。WILLの同記事についても同じ。
エスニック料理にいまいちなのが多いのは
⇒http://anond.hatelabo.jp/20090708134255
タイ料理ってまずいイメージがあったが、こないだ連れていかれた店で食ったグリーンカレー炒飯という意味不明のメニューはかなり美味かった。
エスニックがいまいちなのは、エスニックということで逃げてて調理の基本ができてないのが多いからではないかな。タイ料理でもきちんとした料理人が作ったのは、おいしいです。なかなかないけど。