日経社説 地政学リスクとIMF支援
変な社説。これはひどいとかじゃなくて、なんか、ネジが2、3個はずれているのか、設計がこれでいいのかぁ!的な変なしろもの。もう何年も社説を読んできているけど、このくらい「変」というのはないな。
しいていうと落語の三題噺みたいな感じ。なんと評していいかわからない。
毎日社説 社説:新銀行東京 このまま存続していいのか - 毎日jp(毎日新聞)
毎日新聞としてはいま一つ強気になれないところかも。
読売社説 新銀行東京 撤退して都の責任を全うせよ : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
今日の状況を招いた原因は、新銀行東京に発足前から内在していたもので、旧経営陣のみに責任を押しつける姿勢はおかしい。
まあね。
あと、この銀行で救われたqうぇrちゅい
読売社説 イージス艦情報 甘い管理体制が断罪された : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
まあ、読売としてはなんか言いたいでしょう。
朝日社説 伊藤ハム―企業倫理へのきつい教訓 : asahi.com(朝日新聞社):社説
水に落ちた犬は叩け叩けジョーな社説はしかたないが、雪印のときとはちょっと違って、伊藤ハム自体困惑していただろうな。
そもそも論をするのもなんだけど、ハムとかって大手企業で作るもんじゃなくて、肉屋が作るもんなのな。ヴァイスブルストとかね、きびしいよ。以前沖縄で通販でオーダーしたら肉屋がダメですと断ってきた。正しい肉屋だなと思った。東京だとオーダーできる。
同じそもそも論でいうとビールもそうなんだけどね。チョコレートもそうかな。きりがないけど、なんかそういう職人のお店で商店街が活性化するとかあってもよさげだけど、っていうか、きちんとした食文化を持っている地域だと、そういうお店がちゃんと支援されてあったりする。メルクマールは和菓子屋かな。和菓子屋があるってことは、その地域でお茶をたしなむ人がいるということだし、贈答の風習が残っているということだから。
以前ぶくまで、引っ越し先の町の状況を知るにはなんたらというのがあって、ツタヤを見ろだったかな。若いね。和菓子屋と魚屋を見ろだろうと思うが。
釣りのような話には見えるけど
実態もそんなもの⇒僕が博士に進む理由
まあ、その先を20年くらい見ているといろいろ思うことはあるんだけどね。結論からいうと人生は意外と公平だなと思える面はあるよ。もうちょっというと博士がどうということじゃない問題じゃなくて、お仕事だよねそれ、という問題になるよ。
J-Castからね、まあ、へぇ
まあ言ってしまったら責任とってよね的⇒J-CASTニュース : 地銀や信金「突然死」の可能性アリ 「欧米よりずっと健全」は神話
そういうこともある、にへら
⇒livedoor ニュース - 笑っちゃいけないときに笑っちゃう人たちの心理とは?
昔仕事で、なんかわかんないけど、同僚が食ってかって殴りそうなってきたことがある。へぇ、熱いな、とか、ニヘラとオレが笑ったら、お前みたいなやつは殴れないと言って去っていった。まあ、人間として彼のほうが正しいんだろうなと思った。オレってそういうところそーとーにやな奴だよな。ま、もうちょっと内心を言えば、弱い人間の一類型なわけですけどね、にへら。
毎度の話だけどね
この手の話は触れないほうがいいのだけど。こういう煽りが出てくるとね。
⇒J-CASTニュース : 「雅子さま離婚説」まで登場 英タイムズ記事の「過激」
オリジナルへのリンクくらい貼れよ。
⇒Sympathy turns to scepticism as courtiers whisper princess does not do her duty - Times Online
ブログを書いていてときおり思い出す山本七平の言葉
人間はカネにならんことを一生懸命やっている限り堕落しないと私は信じているのだ。
しかし、このカネにならない仕事を長期間継続することは、相当の決心と持続力がいる。問題は「餓え」より安易につきたがる心情だろう。
私は常に楽観的なのだ。いずれ人びとはそれに気づき、自らを少しでも貧しくするため、「金にならないことは何でも」一心に行い、それで心の空白を満たすようになるだろうと思う。それは根拠なきことではない。江戸時代にはそういう人はいくらでもいたのだ。
父と息子の往復書簡―東京‐ニューヨーク: 山本 七平, 山本 良樹 |
まあ、なんつうか、地味に説得を続けるのですよ
七種さんとこのコメントから⇒2008-10-28 - svnseeds’ ghoti!
largo
2008/10/29 00:38
正直いつも思うんですが、韓リフ先生や山形さん、原田先生、岩田先生などのリフレ派と言われるかたの論説はよくwebでは読むんですが、みなさん実際の政策実現に影響を与えるような行動はあまり取られないんでしょうか? 政治家、日銀の中の人、日経の中の人などに直接メッセージを伝えたりマインドを変えさせようという行動を取ったりしたりはしないんでしょうか? ロビイスト的な動きを見せるリフレ派のかたがいたら楽しみな気がします。中川さんは微妙ですね。
ブログなんて、微力も微力だろうけど、まあ、なんつうか、地味に説得を続けるのですよ。
あと、もうちょっと踏み出していうと、いわゆるリフレ派の人は純情過ぎる気がしますよ。「中川さんは微妙」だけど、期を見て、支持するときは泥を被って支持するのが政治っていうものだと思いますよ。
ブログをやっていてなんとなくわかってきたのだけど、なかなか通じないものなんですよ
韓リフ先生大いに嘆く⇒2008-10-29 - Economics Lovers Live
逆にもっと少額で預貯金が10万円(あるいは1万円)しかない人が年間1000円(あるいは100円)を失うのが嫌で、不況の中であえて利上げをして失業を増加させることを選ぶのだろうか? そういう要求があってももちろん不思議ではないし、この論説委員はその声なき?要求を代表していっているつもりなんだろう。
でもこの議論ってどこかおかしいよね? 年金っていまの現役世代からの所得移転のはずだよね? 現役世代の生活を困窮させて、どうして年金生活者がらくになるんだろう?
ブログをやっていてなんとなくわかってきたのだけど、なかなか通じないものなんですよ。
ちょっと話がずれるみたいだけど。
もひとつ、ブログをやっていてなんとなくわかってきたのだけど、社会の問題というのは、継続的に思考するというのがけっこう大変で、マスメディアだと社会の問題を、しかたがないのだろうけど、その場その場のエンタテイメントにしてしまう。
その点、ブログを延々とやっていると、なんか、しつこくなりますよ。予想がはずれたり当たったりとか如実にログは残っていくし。
そういう流れに
⇒asahi.com(朝日新聞社):LIBORが全般的に低下、市場の混乱緩和で - ロイターニュース - ビジネス
[ロンドン 28日 ロイター] 28日の欧州インターバンク市場で、金融市場の混乱緩和を背景に、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が全般的に低下した。
3カ月物LIBORとOIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)のスプレッドは、ドルとユーロが縮小する一方、ポンドは若干拡大した。
まあ、全体傾向としてどうかという問題や、まだ見えない部分はあるにせよ。
⇒極東ブログ: あー、ご出席のかたで、ライボーに詳しい人は手を挙げてみて(Well, can anyone -- raise your hand if you're familiar with the Libor rate)
この話ちょっと気になるのだけどね
弾さんの⇒404 Blog Not Found:群衆の責任、いずこ - 書評 - ウィキペディアで何が起こっていのるか
弾さんの話は、まあ、それはそれでわかるし、特に返す部分もないのだけど。
で、この本。潰れた九天社の再版だね。
⇒「 ウィキペディアで何が起こっているのか―変わり始めるソーシャルメディア信仰: 山本 まさき, 古田 雄介: 本」
ちょっと感慨深いのだけど、私は仔細を知らないし。
そういえば、こっちは普通によい本ですよ。
ウィキペディア革命―そこで何が起きているのか?: ピエール・アスリーヌ, 佐々木 勉 |
貨幣は幻想だ、国家は幻想、だというとき、その「幻想」って日常的な意味の「幻想」じゃないんだけど、じゃあなんだって言われると、説明するのはひどくめんどくさい
Lebensweltと言い換えてもいいのかもしれないけど、なぜとか問われるとやはりめんどくさい。
あーめんどくさいめんどくさい。
いっそ、貨幣は幻想だ、国家は幻想というときの「幻想」とは「現実」のことだと言ってすっとぼけていたい。
あるいは、「意味」という意味だ、意味了解とは幻想のことだ、とも。
ああ、ドツボ。
今日の一冊 No.3 「蝉しぐれ」藤沢周平
⇒児玉清さんの私の1冊「蝉しぐれ」藤沢周平 | NHK 私の1冊 日本の100冊
蝉しぐれ (文春文庫): 藤沢 周平 |
アマゾン読者評を見たらすげーですな。ますます、しばし読まないような気がする。
知人が、っていうか年上の懇意にしていただいた方が藤沢周平が好きで、まあ、短編みたいなを読んだけど、全然、私には受け付けなかった。
今回番組でごく一部朗読するのだけど、っていうか、藤沢周平はNHKの朗読番組でも断トツの人気なんで聞いたこともあるんだけど、いやはや、またまた、全然だめですな。
そして。
悪口みたいで申し訳ないが、児玉清が好きではない。嫌いでもない。まるで関心ない。主役でも端役でもない、下手でもない上手でもない、頭悪くもない(良いというべき)、でも、なんかまどろこしく、ようするにとりあえず考えたくない役者さん。別にドラマとかにいてもいいけど。まあ、そんな感じ。
ほいで、藤沢周平と児玉清の相乗効果は、まあ、もう自分には全然だめ。
ただ、今回の番組で児玉清自身が50歳過ぎて自分の限界を感じたときこれ読んで良かったみたいな、ある種の正直な凡庸さの感慨は、ちょっと共感した。まあ、凡庸な私だし。
んな感じかな。
くどいけど、藤沢周平のなにが苦手って、心の動かした方がなんかべとべとしている感じがたまらん。