今日の一冊 No.3 「蝉しぐれ」藤沢周平

 ⇒児玉清さんの私の1冊「蝉しぐれ」藤沢周平 | NHK 私の1冊 日本の100冊

cover
蝉しぐれ (文春文庫): 藤沢 周平
 あー、これは読んでないです。
 アマゾン読者評を見たらすげーですな。ますます、しばし読まないような気がする。
 知人が、っていうか年上の懇意にしていただいた方が藤沢周平が好きで、まあ、短編みたいなを読んだけど、全然、私には受け付けなかった。
 今回番組でごく一部朗読するのだけど、っていうか、藤沢周平はNHKの朗読番組でも断トツの人気なんで聞いたこともあるんだけど、いやはや、またまた、全然だめですな。
 そして。
 悪口みたいで申し訳ないが、児玉清が好きではない。嫌いでもない。まるで関心ない。主役でも端役でもない、下手でもない上手でもない、頭悪くもない(良いというべき)、でも、なんかまどろこしく、ようするにとりあえず考えたくない役者さん。別にドラマとかにいてもいいけど。まあ、そんな感じ。
 ほいで、藤沢周平児玉清の相乗効果は、まあ、もう自分には全然だめ。
 ただ、今回の番組で児玉清自身が50歳過ぎて自分の限界を感じたときこれ読んで良かったみたいな、ある種の正直な凡庸さの感慨は、ちょっと共感した。まあ、凡庸な私だし。
 んな感じかな。
 くどいけど、藤沢周平のなにが苦手って、心の動かした方がなんかべとべとしている感じがたまらん。