日経社説 中国は景気重視に転じたが…
昨年10月に6000の大台に乗せた上海の総合株価指数は今月になって2000を割り込み、活況を呈していた不動産市場も北京五輪をはさんで変調がはっきりしてきた。
最新の統計では二ケタ成長を保っていることもあり、今回の利下げは市場で「予想以上に早い」と驚きをもって受け止められた。
筋書きどおりの展開だと思うけど⇒極東ブログ: 次の目標地点は北京パラリンピック、それまでは昼寝が吉
毎日社説 社説:アフガン支援 民意得て与野党の合意目指せ - 毎日jp(毎日新聞)
これは小沢の構想がまったく理解されていない一例にもなっている。小沢は国連軍に日本の軍事を従属させろと言っている。もちろんそれが空想に聞こえるのも彼はわかっているからただ平べったくそれを言うわけではなく、理路は考えましょうとも言っている。
国民新党融合の話では呆れかえったが小沢は民主主義の根幹を理解している人でもあった。過去形かな。
毎日社説 社説:農相更迭 これで幕引きとはいかない - 毎日jp(毎日新聞)
汚染米が流通した先は、酒やせんべいなど加工用だけでなかった。学校給食や病院の食事、コンビニのおにぎりなどを通じて直接、多くの人が口にした。
ところが、太田農相は「人体に影響はないと自信を持って言える」と発言し、また、白須次官は「責任は一義的には企業にある」「農水省に責任があるとはいまの段階では考えていない」と述べた。
「多くの人が口にした」というのは「事故米」ではなく「汚染米」であり、それは基準を変えて汚染米になったもので、それ自体は歴年流通していたようだ。
⇒極東ブログ: 日本の備蓄米放出の話、その2
太田農相の発言についても大筋で間違いとも思えない。ADIを考慮しても人体に影響はおそらくないだろうし、責任は企業にあるのはこのシステム上のことだ。いわばルールでもあるがそれを超えてこうした社会的バッシングの対象となる世相は私には異常だと感じられる。余談だが、毒性には予防原則というのがあるという人があるが、メタミドホスの毒性はADIまである。むしろ、予防原則を徹底させるなら納豆禁止ということになる。
不正を見抜けなかったずさんな検査も問題だが、のりの原料に米が使われることはほとんどないという実態がありながら、汚染米をのり用として大量に売り渡すことに、何の疑問も持たなかったのだろうか。
毎度ながらそれはジャーナリズムも同じ。そして、この問題(問題だろうと思う)に口をぬぐっている日本のジャーナリズムはなんなのだろう。
⇒極東ブログ: 三笠フーズの事故米、雑感
余談だが、私はブログ論壇にもアルファブロガーにも関心ない。まったくないとまで言えば嘘になるが、そういう枠に関心があるわけではない。自分の頭で考えて、世界を見渡して日本のジャーナリズムやマスメディアについて、これはおかしいだろうというのを孤独に小さく発言したいだけだ。小さく私一人という地点で。大きく言えばそれだけでかならず嘘になる。
朝日社説 政党紙配布―公務員への刑罰どこまで : asahi.com(朝日新聞社):社説
だが、被告が配ったのは勤務時間外であり、住人にとがめられなければ、公務員ということも知られることはなかった。そうした行為が行政の中立性を損ない、国民の信頼を揺るがすことになるのだろうか。そう考えると、果たして刑罰を科すほどのことなのか、と疑問がわいてくる。
放言に聞こえるかもしれないけど、自分の人生は限られているのだからやりたいことを優先しそのためには公務員やめてするという選択もあるし、そこまででもなかったなら他の部分で支援するとかすればいいだけのことなのではないか。というか、普通そうすると思うが。
「刑罰を科すほどのこと」は司法の理路で考えればいいと思う。もちろん立法の問題にもなりうる。
公務員の政治的行為をどこまで制限すべきか。刑罰によって一律に禁じることが妥当なのか。これは立法の問題でもある。党派的な利害を超えて、国会でもじっくり議論してはどうか。
つまりその声が国民に届くかということ。
朝日社説 農水相辞任―「お役所目線」の果てに : asahi.com(朝日新聞社):社説
辞任した白須次官は先週、「私どもに責任があるとは今の段階では考えていない」と言い放った。
その翌日には、太田氏が「人体に影響がないことは自信を持って申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない」と語った。
国民目線どころか、行政のやり方に問題はなかったと開き直るかのような「お役所目線」の発言だ。
悪しきポピュリズム。批判するなら、どのように責任があったかを記すことと、人体にどれほど影響があるかを指摘すべき。
こんなお粗末な対応を繰り返しておきながら、責任を認めようとしなかったのは、確かに辞任に値することだ。
お粗末な対応と責任は違う。それが辞任に結びつくほうが変。
太田氏は、中国ギョーザ事件について「国民がやかましい」と発言した。それを考え合わせると、国民を代表して行政を監督、指導するという、閣僚としての自覚に決定的に欠けると言わざるを得ない。
放言の言葉尻で政治家をバッシングするのではなく、政治家は何をしたかしなかったで評価すべき。
食品の産地偽装などが相次ぐなかで、主食であるコメに対する国民の信頼を大きく損なってしまったのである。
その信頼の正体⇒極東ブログ: 日本の備蓄米放出の話、その2
ポアンカレ予想 NHKスペシャル|100年の難問はなぜ解けたのか 〜天才数学者 失踪の謎〜、今頃見たよ
⇒NHKスペシャル|100年の難問はなぜ解けたのか 〜天才数学者 失踪の謎〜
HDVの整理していたらあったのでつい見てしまった。面白かった。
広中さんがフィールズ賞を取ったころをいろいろ思い出しもした。あのころはほんとトポロジーの時代、というか、解けそうかなの時代だった。
番組にもあったけど、トポロジーの時代は60年代でもあったし、私なども少年ながらいろいろその手の話は聞いたものだった。
番組は数学というより、グリゴリ・ペレリマン(41)の内面に迫る系の、いわば大衆本的な作りになっていたが、それでもけっこうカネと手間をかけたらしいしたてはさすがだった。
なんとなくだが、この手の思索は正教的な感じもするな。
ドストエフスキーもロバチェフスキーとか読んでいたし。
日本の近未来
アメリカ議会調査局は「日本政治の混迷」と題し、日本政治の現状と今後を分析する報告書をまとめました。それによりますと、福田総理大臣の辞任表明を受け、22日行われる自民党総裁選挙では麻生幹事長が選ばれる見通しだとして、麻生幹事長については「保守的な外交政策と積極的な財政出動を主張していることで知られる」と紹介しています。そのうえで、新しい総理大臣は今月下旬か来月初めに衆議院を解散し、11月初めまでに次の衆議院選挙が行われる可能性が高いとしています。そして、衆議院選挙のあと、日本政治は混迷期に入り、どの党が政権を担うことになっても内政を重視せざるをえなくなるため、安全保障問題への関心が低下し、結果としてアメリカにも影響が及ぶだろうとみています。特にアメリカ政府が期待しているインド洋での海上自衛隊による給油活動は、少なくとも中断は避けられないと分析しており、日米の同盟関係が停滞することを懸念しています。
すでに普天間の問題で停滞しているのだけど。