日経春秋 春秋(11/6)
今回の「騒動」は、果たして大連立へ向けての一種の前処理工程として働くのだろうか。民主党の中には小沢ショックが広がっているが、それで連立への反応性が高まるとは思えない。大連立のような難しい反応を進めるなら、政策協議という穏やかな工程を積み重ねるのが本筋だが……。
大連立というのは読売のフカシであって、政策協調の一形態としてそれも可能ですよとオファーに過ぎない。どうしてこうもみなさん話を逆にするのだろうか。
日経社説 CEO辞任、ウォール街の教訓
ようわからないのだが、サブプライム問題とSIVは切り離して論じられる問題なんじゃないの?
日経社説 民主は混迷収束させ国会で責任果たせ
私が言うと誤解されるかもしれないが、小沢のことなんかほっておいて、民主党はきちんと国会対応を進めるべきだと思う。政治家は政治という仕事をしてくださいね。
産経社説 沖縄集団自決 検定前に戻してはならぬ
私は国家がそもそも教育に口を挟むなという考えでもあり、この問題は私は関心がない。ただ、事実はどうなっているか一応参照した。検定前と検定後でどう違うのか、私には皆目わからなかったに等しい。
ついでなんでいうと中学だかの歴史で近代までちゃんと教えているのか? 教科書より教えている実態を調査したのを見たことがないんだが。
毎日社説 大連立騒動 何とも不可解な小沢氏の言動
まったく理解に苦しむ。辞意を表明していた民主党の小沢一郎代表が5日、党幹部の説得に対し、自民党との大連立にこだわってはいないとの考えを示し、党内では一転して辞意撤回の可能性があるとみて動き始めたという。小沢氏は4日の記者会見で「党役員に不信任されたに等しい」とまで語って辞表を提出したのである。こんなに分かりにくいことを繰り返していれば、国民の不信が募る一方だろう。
理解に苦しむのは毎日新聞のほう。
小沢は、「大連立が可能ですよ、民主党はどうしますか、みんなで話会いましょう」と民主党に呼びかけただけ。それなのに「そういう話を持ってくるのがそもそもいかん」と言われたら立つ瀬がないでしょう。では小沢が自身としては代表として手順通りの行動をしたのにダメというなら代表の資格はないからやめますというのもそれはそれで理がある。というか、民主党がダメというなら大連立はダメという意味ですかだけだ。なので、小沢としても、はあそうですかという以上はないでしょ。で?みたいな話。
読売社説 住宅着工激減 建築確認審査の円滑化が急務だ
どうにもなんないと思う。
当面の対策として、まず、構造計算用のソフト開発を急ぐ必要がある。
それは違うと思うけど。
朝日社説 希望社会への提言(2)地域連合国家・ニッポンへ
これは社説じゃないよ。
なにも律儀に予定稿をこなしていくことはないのにというか、社説を自分たちでつぶしていく朝日の考えがわからんといえばわからん。というか、ちゃんと日々の世間に向き合って社説書けよと思う。
曇天
朝方気圧の谷間が過ぎたせいか気分も身体も重い感じがする。今日はぐずぐずと雨にはなるだろうが明日あたりから晴れるだろうか。日が短くなり時間の感覚が変わる。
影山解説員はいつもプレーンな解説をする
のでものたりない感があるが今回は問題をかなりすっきり整理している。
これ⇒解説委員室ブログ:NHKブログ | 時論公論 | 時論公論「福田・小沢再会談の波紋」
で、重要なのはここ。大連立構想拒否の背景から今後の見通しについて。
では、なぜ、民主党はそれを拒否したのか。その問題を考える前に、福田総理大臣と小沢代表は、なぜいま党首会談を行って、大連立の話にまで踏み込むことになったのか。その背景を押さえておく必要があると思います。
まず、福田総理大臣の側には、ねじれ国会の中で何事も決まらないことに対する手詰まり感があります。とりわけ新テロ対策法案については成立に向けた道筋が全く見えていません。
参議院で否決されても、衆議院の3分の2の数の力で再可決する道もあるにはあります。しかし、これはそう簡単には使えません。
民主党が反発して、参議院で福田総理大臣の問責決議案を可決すれば、国会が混乱して、解散・総選挙に追い込まれる可能性が高いと見られているからです。
問題は新テロ対策法案に限りません。福田総理大臣は衆参のねじれ現象は6年は続くと見ています。
民主党と一緒にやっていく仕組みを今から作って置かないと、国民生活に関わる重要な問題であっても、与野党が対立する限り、何も決められないという状態が固定化して、政権運営が出来なくなってしまうという危機感がありました。
現状、再可決にゴリっとやる以外の道はない。
なので、「国会が混乱して、解散・総選挙に追い込まれる可能性」をどこまで算定するかがポイント。
私としては現状の国民の空気ではゴリっとするのに是認するだろうと思うというか、安倍ちゃんに肝っ玉があったら爺さんみたいにゴリっとやっただろう。
福田ももう道はないけど、このゴリのしっぺ返しというか中華ナシ付けあたりが懸念ではあったのだろうし、なんかまだ動いていそうな感じはある。
問題は安倍を葬った勢力だが、まあ、国会を解散・総選挙に追いこむまでどんちゃん騒ぎをするだろう。
問題はそこの勝率なわけだ。
小沢はそこで負けるよと踏んだわけで、私もそう思う。そこが読めない勢力も多いのだろうから、私もご勝手にどうぞ的なやけっぱちになりかねない。
で、自民が仮に勝ったとする、でも、問題はまるで解決しない。取りあえず米国のメンツは立つけど、国政のごたごたは6年続くがに変りはない。
まあ、日本、オワタかな。
実際にはごたごたが2年続けば、小泉みたいな渇望が大衆から起きるだろう。目も当てられない。
まあ、そこまで暢気に日本が世界から孤立していられたら、でもそれはハッピーっつうことで。
追記
総選挙で、民主党が勝つというシナリオなら問題ないか。ほぉ、って感じ。
それを信じてつっぱしる人も世の中にはいるんだろうな。
ああまたムネオが正論
福田首相との党首会談を経ての昨日の小沢代表の辞意記者会見が、大きな波紋、衝撃を与えている。私から見れば、小沢流のわかりやすい判断だと思う。
最近言葉に責任を持たない、潔さのない政治家が多い。その中で、小沢さんは自民党幹事長の時も東京都知事選挙の責任をとって辞めた。あの時の状況も辞める必要はなかった。小沢さんには良しにつけ悪しきにつけ、決断の早さがある。今回も、国会の衆・参ねじれという形を考え、また、政策遂行という理念に立って福田首相との会談を行い、それなりに自衛隊の国際貢献のあり方等について福田首相から言質を取り付けた。それを党に持ち帰って相談をしたが、一顧だにされず、また、一部マスコミからこの党首会談は小沢さんが持ちかけたという一方的話が出たことを受け、小沢さんも大きな決断をしたのだろう。
読売新聞1面で赤座弘一政治部長は、小沢党首に対して「自ら真実を語れ」と署名記事を書いている。小沢さんの昨日の記者会見は、真実ではないのだろうか。記者会見を否定するならば、国民は何を信じたら良いのだろうか。
小沢さんに真実を語れと言う前に、一方の当事者である福田首相に、真実は何かと問いかけてはどうか。福田首相は伊吹幹事長に「この件について自分がコメントしない方がいい」と伝えたそうだが、この対応で良いのだろうか。
かねてから密室政治と言われてきたが、また更に密室政治になってしまった。福田首相の方こそ党内手続きを踏まず、連立を組んでいる公明党とも何の相談もせず大きなカードを切っているのに、与党内でなぜこの点について「民主主義は手続きであり、その中身が大事ですよ」といった声が出ないのか。
これが小沢構想にはるかに劣ることを民主党は気が付かないのかな
と思う。
⇒asahi.com:民主、給油新法に対案 「国連決議」条件を明記 - 政治
ま、でも、がんばっとくれって感じかな。
濃厚箱だけ4.0牛乳的
産経が先走り⇒小沢氏 続投濃厚に 「党まとめて政権交代に導きたい」 - MSN産経ニュース
NHKがやや追い⇒民主 小沢氏に辞意撤回要請へ : NHKニュース
まこんなのもあり⇒側近証言、小沢続投99%…離党リストに脅え茶番決着 : ZAKZAK
速報入った
NHKのTVで21:07ごろにテロップで。
21:11 ネットでは産経が一番速いか⇒小沢氏続投固まる 鳩山幹事長が明言 - MSN産経ニュース
21:13 ネットのNHKがやや強押し⇒民主 小沢代表続投の意向 : NHKニュース
21:18 朝日来た⇒asahi.com:小沢氏、辞意撤回へ 「ぜひ、もう一度がんばりたい」 - 政治
21:24 読売面白いから全文引用(マジこんだけ)⇒民主党の小沢代表、辞意を撤回 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
民主党の小沢代表は6日夜、同党執行部の慰留を受け、辞意を撤回した。
(2007年11月6日21時24分 読売新聞)
21:10 毎日もさらりと⇒民主・小沢代表:とどまる意向示す「もう一度頑張りたい」 - 毎日jp(毎日新聞)
21:22 日経⇒NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース−各分野の重要ニュースを掲載
時間だけど、ネットでの公開はこの順序だったっぽい。つまり、毎日は朝日の後だったことはガチ。