日経 春秋(2/16) : NIKKEI NET:社説・春秋 ニュース

八甲田山系での雪崩事故の悲報は新田次郎氏の小説「八甲田山死の彷徨(ほうこう)」を思い出させる。様々な読み方ができるが、徳島大尉を通じて危機管理の重要さを訴える作品と感じる。

 なかなか微妙なご発言。真意がわかると苦笑というか泣けるというか。

日経社説 さらに息の長い経済成長を目指すには

 一方、企業部門が好調とはいえ、大企業が中心であり、中小企業には低迷しているところも多い。特に飲食店、運送業などサービス分野の中小企業がよくないが、この分野には多くの人が働いている。規制緩和などで中小企業を活性化すれば、そこに働く人の給料も上がって消費も伸びるはず。より息の長い経済成長のためには、政策面でも、このあたりにもっと光を当てる必要があろう。

 それって本当なのか?

毎日社説 5%成長 金利と円相場是正の時だ

 以前だと毎日新聞で馬鹿だなぁと思ったが、最近はなんかこの刺激がないと日常が退屈です。

 なだらかな金利上昇は為替相場円高方向に導くと同時に、企業に規律を復活させる。家計にも利子収入の増加として寄与する。
 こうした金融政策や為替相場の正常化は、全体として、内需拡大の方向に働くといっていい。政府、日銀ともに先行き懸念材料として挙げているのは海外経済の減速である。内需が堅調であれば持続的な成長も可能である。今の景気拡大は企業部門に偏っている。設備投資が堅調に推移する上で、個人消費を中心とした内需の底上げは欠かせない。

 はちゃめちゃ。突っ込む隙もないほど。

読売社説 [GDP速報]「むずかしい日銀の利上げ判断」

 低金利の円資金を高金利の外貨建て資産に換えて稼ぐ「円キャリートレード」が円安の要因となっている。行き過ぎれば、いずれ急激な円高などの混乱を招きかねないと指摘される。

 まあ、馬鹿とか言われそうだが、依然私は「いずれ急激な円高などの混乱を招きかねない」がわからない。あと、そうした事態こそリフレの完成のようにも思えるのも、私がよくわかってないところだ。はっきり分かっていたらもっとドル買うんだけど。

 景気回復の恩恵を企業部門から家計部門へ波及させ、消費の力強さを増す。それにより、超低金利や円安頼みの経済から脱却する。これが、戦後最長を更新したとされる景気拡大を、さらに長続きさせるための条件だ。

 これがフィクションなんじゃなかと思いつつある。儲かっている企業は依然新重商主義のママ。そしてそれは日本社会の本質的な構造改革に利してない。
 で、どうも家計部門は投資で膨れてきている感じがする。

朝日社説 国際刑事裁判 日本も加盟を急ぎたい

 本筋から離れるのか私が子細を理解してないからなのか、こうした問題。

 日本にとっても、人道に対する罪などを許さないという強い意思を国際社会に示すことができる。
 近年の紛争では、子供や女性らの一般住民が被害を受けることが多い。旧ユーゴやルワンダの戦犯法廷では、兵士らによる暴行などが明らかになった。カンボジア刑事裁判所では、ポル・ポト政権による大量虐殺の責任が問われる。

 この文脈でなぜ今進行しているダルフール問題への言及がないのだろう。二度とジェノサイドを許してはいけないと何度誓って今目前のジェノサイドに言及できないのだろうか。

朝日社説 災害と高齢者 新潟の経験を全国へ

 単純にこの問題が私にはわからない。

 地震や水害は、残念ながらこれからも起きる。被害を受けた後、仮設住宅などでの暮らしが長引きそうなときは、そばにサポートセンターを同時に設けるのがよさそうだ。

 私の印象としては、地震や水害が想定される、あるいは被害が大きいと想定される地域の高齢者をどうするべきか、つまり、その地域をタフに再組織化べきという問題に思えるのだが。

インスタントストアは売れないと思うよ

 ⇒猫蛙と編集犬のワンワンワールド - あまりにも売れないので
 仕組みとしては面白いんだけど。
 使ってみて、こりゃだめだというのがトップページの柔軟性がないこと。新規性がないから、すぐ飽きられちゃう。
 というわけで、サブページをメインにもってくるようなしかけがいいと思うけど、それでも効果はないと思う。
 ま、いろいろやってみるといろいろわかるし、私も観察が行かないでいるかも。

おっと、金曜日、ブログ・サバト

 ま、そゆこと。
 トラバみたいの見ると、わかってねーなオメーみたいなのがあるけど、ま、システム・スルー力としますよ。スレショルド以下で話題にすると誤解が広がるだけだし。
 ブログはなんかあとで書くかも。
 恭喜発財!

ブロガー、嘘付かない

 は、ネタですが。
 ⇒BigBang: ブログ性善説とマーケティングへの信頼

ブログ生善説。ブロガー嘘つかない。みたいな信仰もどこかあるのかなあ。
などと色々考える。

 三年ブロガーだと、ついた嘘は累積されるので、逆にいうと、そういうふうに過去ログとの照合で読める人にとっては、「ブロガー嘘つかない」と概ね言えるかもしれませんよ。正確に言えば、「ブロガー嘘つけない」に近いか。あるいは、「ブロガーの嘘は見破りやすい」。
 システム・スルー力じゃないけど、嘘を累積したブロガーは、嘘つきポイントが高いんですよ。そして嬉しいことにというか、この嘘つきポイントなんだけど、特定のイデオロギー集団が、あいつ嘘つきポイント高いじゃんとか、吹かす問題じゃなくて、システム的に決められそうということ。
 なかなか表面的には見えづらいかもしれないけど、長くブログやっていると、そのあたりのシステム・シールドがきいてきて、一言「お前馬鹿だろ」的なくさしが入ってもその人に返ってしまう。というか、三年ブロガーを理解できる人にとっては意識内でのシステム・スルー力になってしまう。
 ということは、三年ブロガーには、固定継続RSS量との関係はあるのだろう。
 ただ、以上のようにいうと、嘘だけ三年ブロガーで固定閲覧者がいるのはどうよ?という議論もあるかもだけど、それも、なんというか嘘はその後の事実経緯で照合されるので、むしろ、そうした固定性はカルト的な性質を逆照することになると思う。
 ついでに。
 新聞なんかも、アーカイブ性があれば、嘘がつきづらくなる。現在のネットの新聞はあえてというか料金上の問題でアーカイブと切り離されているからけっこう楽だけど、その点、ブログはアーカイブに拘束されるわけですよ。