日経 春秋(2/11) : NIKKEI NET:社説・春秋 ニュース
温厚な人も理不尽が過ぎると爆発する。「子供は最低2人産んでね。労働力も必要だから仕事も続けてね。男より給料安いけどね。育児休暇? 男は取れないよ。保育園? 家事? 自分の才覚で頑張ってよ」。日本中の女がちゃぶ台をひっくり返した。「それが少子化なの」▼若い女性の日常と本音をさらりと切り取り週刊誌上で18年の長寿連載を続ける4コマ漫画『OL進化論』(秋月りす)最新作の一部だ。漫画などの娯楽作品には、役人の作る分厚い報告書より人々の真情がしばしば端的に表れる。四方八方からの勝手な要求に今、女性たちは惑う。
私のごく個人的な感性だが、これは女性を侮蔑していると感じる(わざと女性を愚かに描いているように思える)。
毎日社説 関西テレビ メディアとしても失格だ
どうにもわからんのだが、フジテレビの問題じゃないのか?
読売社説 [少子化対策]「財源とセットで戦略を打ち出せ」
どうでもいい社説なのだが。
社会科学では、人間の行動を数値化したり、即物的なモデルで分析することも有効である。柳沢厚労相の発言に対する行き過ぎた批判は、いたずらに委縮を招き、少子化問題に関する冷静で科学的な議論をも阻害しかねない。
「少子化問題に関する冷静で科学的な議論」というのがありえないとは思わない。ただ、少子化問題というのは結局は、国家論、というか日本という民族国家の存続を国民がどう考えるかという前提がある。
だが、その前提というのは、原則的に市民に問われるものではない。
といった、本質的な矛盾があるのだろう。
もうちょっというと、少子化どうこうは市民レベルの問題ではない。問題になるとすれば育児がどうたらということになる。そしてそれが結果的に少子化解消になるかどうかは、別の次元の問題だろう。
というわけで、先日の馬鹿騒ぎ(まだやっているのか?)は、靖国問題と同じただのロジカルエラーだったかな。
参考⇒finalventの日記 - 毎日社説 首相の靖国参拝 世論も反対が増えている
っていうか、みなさん、国家問題が好き過ぎ。
朝日社説 リンナイ事故 「危ない」をすぐ伝えよ
パロマの騒ぎのときにすでに予想されていたことだと思うが、どうして朝日はこんな騒ぎにするのだろうか。つまり、こんなネタを社説に取り上げるより他の問題はないのか。
bewaadさん、ありがとう、on キャリートレード論
⇒■ [economy]円キャリートレードの何が問題なのかがわかりません。 : bewaad institute@kasumigaseki(2007-02-10)
脊髄反射的には特になしというか、単純に話を聞きたい。
リフレ派は結果としてかなり大きな円安を受け入れることになるから擁護なのかなぁくらいに思っていた。
少し考えてみます。
ちょっとだけ
あるテロリスト集団とか市民社会の倫理と相容れないような思想集団とかがあるとする。
で、その構成員は地方選挙や国政選挙に投票者として参加できるか。当然できる。なぜなら、その時点で、彼/彼女は、一市民に抽象化されるからだ。
では、その集団が思想活動の一環として出版活動やブログができるか。当然できる。なぜなら思想・信条の自由があるからだ。
では、その団体の放送(公共財)を使った広告は可能か。その団体の内実によっては、アウト。なぜなら、公共域において「テロリスト集団とか市民社会の倫理と相容れないような思想集団」と市民社会は共存できないから。例えば、ナチズムと市民社会の共存はあり得ない。
では、その団体がロビー活動ができるか。その団体の内実によっては、アウト。なぜなら、市民社会は「テロリスト集団とか市民社会の倫理と相容れないような思想集団」と共存できないがゆえ、内実がそうであれば、その影響を排除したいから。
⇒ロビー活動 - Wikipedia
ロビー活動(ロビーかつどう、lobbying)とは、ある特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動。議会の議員、政府の構成員、公務員などが対象となる。ロビー活動を行う人物はロビイスト(lobbyist)と称される。
ロビー活動は政府の政体に関わらず、多くの国において存在している。政治腐敗を防止するため、一定の規制をもうけている国も多い。アメリカ合衆国においては選挙において選出された公務員以外がロビー活動を行うにはロビイストとしての登録をする必要がある。
では、その団体が内実を偽ってロビー活動ができるか。それは、その団体の内実によっては、アウト。なぜなら、もしその内実が「テロリスト集団とか市民社会の倫理と相容れないような思想集団」であれば実質的な活動に等しいから。
では、その団体の構成員がその団体員であることを隠して、個人の立場でロビー活動ができるか。これは、微妙なのだが、原則としてできる。一市民に抽象化されるから。ただし、それが個人の立場かどうかが問われる。また、個人のロビー活動の内容については、またその内実において是非が問われる。
個人の立場でなければ、その団体の内実によっては、アウト。なぜなら、もしその内実が「テロリスト集団とか市民社会の倫理と相容れないような思想集団」であれば実質的にその活動に等しいから。
では、それが個人の立場かどのようにしてわかるのか。それは、難問。
この難問を、もし解く必要があるなら、どう解くか。
と、それ以前にこういう枠組みで問題提起をされること、それ自体が不都合な勢力がいるかどうか。
このエントリとかにさえ攻撃が来るとしたらその方向を逆にワッチしたほうがいいかも。
考えてみるとってほどでもないが料理というのは哲学的には
実践論であり身体論だな。
つまり、実際にやってみないでの議論はあまり意味がない。
実際に調理して身体に入れる・食ってみないとあまり意味がない。
ま、そゆこと。
そういえば、先日のチャーハンの話で、「卵についてうるさいこというやつみんな無視」とか書いておいたけど、無視できない人が多そうだ。なぜなんだろう。卵の乳化作用とかちゃんと実践論的かつ身体論的に吟味しているのだろうか。
卵の乳化作用を使ったチャーハンはある。でも、それが火力と両立するか実際にやってみて食ってみたらいい、でも、それでもわかんないのだろうか。乳化が生きているのは調理時のみ。仕上がりに飯をコートするようなのだが可能なのは、プロだ。
普通は乳化作用を維持するためには火力=高温と両立できない。火力が飯を焼きの香味を生み出すことを許さなくなる。その矛盾のようなことをやってのけられるのはプロだけ。
それと乳化作用とかいうのは卵と油のバランスだ。つまり、油取りすぎ。別の言い方をすれば、乳化作用とかいうならマヨネーズを使うといい。実際にチャーハンにマヨネーズを使うテクはある。
ネットを見ると⇒マヨネーズ チャーハン - Google 検索
でも、マヨネーズがなんであるかは⇒極東ブログ: マヨネーズの正体
また、初手から火力を使う場合、プロでなければネギは具になってしまう。というか、ネギがうまく生かせないというか、ネギを使わないということになる。だから具に凝ることになる。そんなの貧乏人の食い物じゃないよ。もっと言えば、チャーハンとはネギの端切れだけでできる。っていうか、関東のネギの青いといころ(棄てちゃう人もいる)だけでできる。(ちなみに私のレシピではネギ油の残りを卵に吸わせるためにあの手順にしているのに。)
チャーハンを舐めてはいけない。プロしかできないのだから、というところからfinalvent料理下手糞の立脚点がある。のである。
うざったい話になったので、貧乏人カモーンのネタを加えておく。
貧乏みそ汁の作り方。出汁不要。
- 必要なのはネギの青い端切れと味噌と油。テフロン鍋、水。
- ネギの青くて堅そうなところをみじん切り。なんとか具になりそうなところは具の大きさ(適当)にカット。
- テフロン鍋に油を小さじ1。
- 弱火というかとろ火でみじん切りを炒める。なにげにローストされたら、他の具部分を入れて軽く火を通す。
- 水を入れる。水はみそ汁椀で注いで無駄がないようにする。
- 沸騰したら、火を止めて、味噌を溶く。
- 終わり。
私も団塊世代に近いかなと思うのは貧乏話をしていると
心浮き浮きしてくること。
なさけない。
人生に10年くらいは貧乏とか非モテとかするとそれなりに人生は豊かになる。
問題は、10年で満期にならないこと。
ま、でも、貧乏みそ汁は最近作ってないな。
ま、想定の範囲なんだけど
⇒はてなブックマーク - 量産型ブログ - グーグルは何かを素人している
で。
最上位の関連をページを見ると面白いですよ。
これ⇒related:d.hatena.ne.jp/finalvent/ - Google 検索
2ちゃんねるのローカル化かも
ローカルっていってもネットワークのこっちゃなくて。
大石先生⇒大石英司の代替空港: もうひとつの学校問題
※ 教え子の母だった!変態エロ教諭、流出H写真のお相手
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007021001.html
面倒くさいんでニュー速板からぺろぺろ祭りの「ここまでの流れ」を貼っておく……。と思ったけど、私のブログには相応しくない下品な単語やフレーズが並んでいたので却下。
相手の母親というのが、ちょっとはっきりしないんですけれど、バツイチのシングルマザーなのでしょうか? もし旦那とか居たらこの後に第二幕三幕があるわけですが。確かにこの教師ハンサムではあるけれど、48歳ですよ。まだまだわてら男として通用するですよ、御同輩! やそういうことではなく、日本社会も離婚が増えてくると、手っ取り早く担任の教師を掴まえて……、というパターンは増えてくるのでしょうね。
ま、この後大石先生が喝破しているように、「単なるプライバシーの問題だから」ということなんだけど。
これってはてな的には全然話題ではないのだね。というかまるで無風。というか本来無風であるべき。
あるいは2ちゃん的にもローカルなのかもしれないけど。
つうわけで、なんというか、いわゆる「祭」みたいなものが加速化しているのか、分衆化しているのかわからないけど、人を集約させるような「祭」にはならない。
まあ、このケースではならないというだけかもしれないけど。
うつ予防っていうか
⇒心理ハック 「うつ」を予防できるとしたら : FPN-心理ハック 「うつ」を予防できるとしたら
1,自分の気持ちよいコンディションを知る
2,1の「グッド・コンディション」を基準に、現在の心のコンディションをはかる
3,心のコンディションを崩したことのある人は、その予兆を覚えておく
3はそうかな。1と2は違うか。
いくつかHacks的に。
- 鬱は自意識が意識の外部(無意識や身体意識の力学)を作り出し、そちらが優勢になっていると考え、外部側のメンテナンスにかかる。基本的には待つ。擦り傷なんかと同じ。歳を取ると治りがわるい。というか傷をため込みすぎ。
- こうした状態になったとき、まず、残量の気力を計ってできるだけ、外面的な整理をする。特に他人に関わる分で被害を出さないようにする。あるいは最小限にする。(スケジュールを刈り込む。)それでもだめなときもあり覚悟する。
- 即効は、知人とだらだら話すことだが、これは副作用が大きい。頓服。
- 非知人系の即効は、なんとなく若気な人のいるところでだらだらする。よさげなスタバとか食い物や飲み屋。エスニックとか。人の活気を吸い込む。ただし、これもけっこう副作用が強い。
- 個室系の速効は、くだらねぇ雑誌(気分をころころ変えるためにあえて雑多なのにするとよい。エロ必須)を10冊と即食いの食い物を買って、だらだら食いながら読む。脳の新しいゴミを入れることで古いゴミを押し出すような感じ。副作用はある。新しいゴミが残る。
- テレビも使えないことはない。効果は弱い。テレビはけっこう鬱を深めることになりかねない。人にもよるのかもだが。雑踏ではエネルギーを搾取できるが、テレビはエネルギーを搾取されがち。身体性と非身体性の関係かと思う。
- マッサージとかは効く。高い。まるで効かないこともある。
- 酒は危険。飲むなら雑踏で。
- 低音のオッサンの声を聞く。宮台先生もなかなかいいヴォイスなんだけど熱が入って早口になるのが難点。低音のおばさんとかお婆さんの声も使える。効果は弱い。眠気が来たら吉。副作用はあまりない。
- 感動系の映画も即効性がある。これは副作用が弱い。
- 感動系の小説は読めるなら効果がある。副作用は微妙
- 即効系はたいてい副作用が強い。副作用というのはさらに鬱のサイクルがきたり、身体をこわしたり。できるだけ速効系を使わない。
- 半日、あるいは一日ぷらぷら歩く。手間は掛かるが副作用が少ない、か、あるいは逆にひどい副作用があるがこの副作用はしかたない。昔はそのまま旅に出てしまった。
- 最近はとんとやらないが、白い紙と鉛筆で、うざいことをだらだら書く。書いたら必ずちぎって棄てる。燃やして棄てるとなおよい。棄てることが絶対に大切。棄てるという信念がなければ書けないことが人間にはある。これは、副作用が微妙。効果は概ねある。ちなみに、これはゲシュタルト・セラピーの応用テク。Think aloudとか言ったか。
- 感動とか上の白紙系とか無意識の奥に手を突っ込む系はとんでもないものを引き出す危険性はある。
- あと、若い人ならべたなエロもあるかもしれない。あるいはゲーム。私はよくピンボールをした。あるいはダンス。スポーツ。が、この手は年寄りには効かない。というかダメな人はダメ。というか性的な鬱屈系じゃない鬱には身体発散的なのはあまり効かない。
追記
- 食べる系は即効系。カツ丼、松屋カレー、意外にケンタ。副作用というかこれで済む人は……たぶん結果的にデブになるか身体壊す。ってか中毒系。
- 音楽は……これも中毒系だと思う。もうちょっというと音楽中毒の人はすでに鬱と等価なのではないか。ま、それはそれで本人が良ければいい。ワタシ的にはラフマニノフとか大仰なロマン派は即効。バッハ、モーツアルト遅効。あまり効果ない。癒し系の音楽、若い女声とかもよい人にはよいのでしょう。ワタシ的にはいまいち。
- 鬱状態と鬱病は違うわけで、後者はメディケア。とはいえ、鬱状態は、関心がなんつうか鬱に固着しているからそこをとりあえず外界へ引きはがすのが即効系。基本的に動物的なあるいは非知的な(まれに知的な)外界関心へ自我を奪い去る。人は意外に無意識に他者に根源的な関心をもっているので、他者への関心を使うと即効しやすい。