うつ予防っていうか

 ⇒心理ハック 「うつ」を予防できるとしたら : FPN-心理ハック 「うつ」を予防できるとしたら

1,自分の気持ちよいコンディションを知る
2,1の「グッド・コンディション」を基準に、現在の心のコンディションをはかる
3,心のコンディションを崩したことのある人は、その予兆を覚えておく

 3はそうかな。1と2は違うか。
 いくつかHacks的に。

  • 鬱は自意識が意識の外部(無意識や身体意識の力学)を作り出し、そちらが優勢になっていると考え、外部側のメンテナンスにかかる。基本的には待つ。擦り傷なんかと同じ。歳を取ると治りがわるい。というか傷をため込みすぎ。
  • こうした状態になったとき、まず、残量の気力を計ってできるだけ、外面的な整理をする。特に他人に関わる分で被害を出さないようにする。あるいは最小限にする。(スケジュールを刈り込む。)それでもだめなときもあり覚悟する。
  • 即効は、知人とだらだら話すことだが、これは副作用が大きい。頓服。
  • 非知人系の即効は、なんとなく若気な人のいるところでだらだらする。よさげなスタバとか食い物や飲み屋。エスニックとか。人の活気を吸い込む。ただし、これもけっこう副作用が強い。
  • 個室系の速効は、くだらねぇ雑誌(気分をころころ変えるためにあえて雑多なのにするとよい。エロ必須)を10冊と即食いの食い物を買って、だらだら食いながら読む。脳の新しいゴミを入れることで古いゴミを押し出すような感じ。副作用はある。新しいゴミが残る。
  • テレビも使えないことはない。効果は弱い。テレビはけっこう鬱を深めることになりかねない。人にもよるのかもだが。雑踏ではエネルギーを搾取できるが、テレビはエネルギーを搾取されがち。身体性と非身体性の関係かと思う。
  • マッサージとかは効く。高い。まるで効かないこともある。
  • 酒は危険。飲むなら雑踏で。
  • 低音のオッサンの声を聞く。宮台先生もなかなかいいヴォイスなんだけど熱が入って早口になるのが難点。低音のおばさんとかお婆さんの声も使える。効果は弱い。眠気が来たら吉。副作用はあまりない。
  • 感動系の映画も即効性がある。これは副作用が弱い。
  • 感動系の小説は読めるなら効果がある。副作用は微妙
  • 即効系はたいてい副作用が強い。副作用というのはさらに鬱のサイクルがきたり、身体をこわしたり。できるだけ速効系を使わない。
  • 半日、あるいは一日ぷらぷら歩く。手間は掛かるが副作用が少ない、か、あるいは逆にひどい副作用があるがこの副作用はしかたない。昔はそのまま旅に出てしまった。
  • 最近はとんとやらないが、白い紙と鉛筆で、うざいことをだらだら書く。書いたら必ずちぎって棄てる。燃やして棄てるとなおよい。棄てることが絶対に大切。棄てるという信念がなければ書けないことが人間にはある。これは、副作用が微妙。効果は概ねある。ちなみに、これはゲシュタルト・セラピーの応用テク。Think aloudとか言ったか。
  • 感動とか上の白紙系とか無意識の奥に手を突っ込む系はとんでもないものを引き出す危険性はある。
  • あと、若い人ならべたなエロもあるかもしれない。あるいはゲーム。私はよくピンボールをした。あるいはダンス。スポーツ。が、この手は年寄りには効かない。というかダメな人はダメ。というか性的な鬱屈系じゃない鬱には身体発散的なのはあまり効かない。

 
追記

  • 食べる系は即効系。カツ丼、松屋カレー、意外にケンタ。副作用というかこれで済む人は……たぶん結果的にデブになるか身体壊す。ってか中毒系。
  • 音楽は……これも中毒系だと思う。もうちょっというと音楽中毒の人はすでに鬱と等価なのではないか。ま、それはそれで本人が良ければいい。ワタシ的にはラフマニノフとか大仰なロマン派は即効。バッハ、モーツアルト遅効。あまり効果ない。癒し系の音楽、若い女声とかもよい人にはよいのでしょう。ワタシ的にはいまいち。
  • 鬱状態鬱病は違うわけで、後者はメディケア。とはいえ、鬱状態は、関心がなんつうか鬱に固着しているからそこをとりあえず外界へ引きはがすのが即効系。基本的に動物的なあるいは非知的な(まれに知的な)外界関心へ自我を奪い去る。人は意外に無意識に他者に根源的な関心をもっているので、他者への関心を使うと即効しやすい。