考えてみるとってほどでもないが料理というのは哲学的には
実践論であり身体論だな。
つまり、実際にやってみないでの議論はあまり意味がない。
実際に調理して身体に入れる・食ってみないとあまり意味がない。
ま、そゆこと。
そういえば、先日のチャーハンの話で、「卵についてうるさいこというやつみんな無視」とか書いておいたけど、無視できない人が多そうだ。なぜなんだろう。卵の乳化作用とかちゃんと実践論的かつ身体論的に吟味しているのだろうか。
卵の乳化作用を使ったチャーハンはある。でも、それが火力と両立するか実際にやってみて食ってみたらいい、でも、それでもわかんないのだろうか。乳化が生きているのは調理時のみ。仕上がりに飯をコートするようなのだが可能なのは、プロだ。
普通は乳化作用を維持するためには火力=高温と両立できない。火力が飯を焼きの香味を生み出すことを許さなくなる。その矛盾のようなことをやってのけられるのはプロだけ。
それと乳化作用とかいうのは卵と油のバランスだ。つまり、油取りすぎ。別の言い方をすれば、乳化作用とかいうならマヨネーズを使うといい。実際にチャーハンにマヨネーズを使うテクはある。
ネットを見ると⇒マヨネーズ チャーハン - Google 検索
でも、マヨネーズがなんであるかは⇒極東ブログ: マヨネーズの正体
また、初手から火力を使う場合、プロでなければネギは具になってしまう。というか、ネギがうまく生かせないというか、ネギを使わないということになる。だから具に凝ることになる。そんなの貧乏人の食い物じゃないよ。もっと言えば、チャーハンとはネギの端切れだけでできる。っていうか、関東のネギの青いといころ(棄てちゃう人もいる)だけでできる。(ちなみに私のレシピではネギ油の残りを卵に吸わせるためにあの手順にしているのに。)
チャーハンを舐めてはいけない。プロしかできないのだから、というところからfinalvent料理下手糞の立脚点がある。のである。
うざったい話になったので、貧乏人カモーンのネタを加えておく。
貧乏みそ汁の作り方。出汁不要。
- 必要なのはネギの青い端切れと味噌と油。テフロン鍋、水。
- ネギの青くて堅そうなところをみじん切り。なんとか具になりそうなところは具の大きさ(適当)にカット。
- テフロン鍋に油を小さじ1。
- 弱火というかとろ火でみじん切りを炒める。なにげにローストされたら、他の具部分を入れて軽く火を通す。
- 水を入れる。水はみそ汁椀で注いで無駄がないようにする。
- 沸騰したら、火を止めて、味噌を溶く。
- 終わり。