産経社説 イラク陸自撤収 治安任務が今後の課題だ

 産経もたまにいいことを言う。

 一方で普通の国の軍隊の権限が与えられていない陸自の2年半の活動は称賛に値する。1人の死傷者も出していない。精強さ、勤勉さに加え、現地の人たちと同じ目線に立つなどして信頼を勝ち取ったためである。
 サマワの新生児死亡率はこの2年間で3分の1に減った。陸自が汚れたユーフラテス川の水を浄水・給水し、医療支援を行ったのが一因だ。こうした成果は日本の誇りといっていい。
 ただ、撤収は攻撃対象になりやすい。住民の中には陸自部隊に過大な期待を抱いている人が少なくなく、不満が向かうことも予想されるからだ。

 簡素に要点がよくまとまっている。

朝日社説 日本銀行 総裁の椅子の重さ

 まあたいしたことを言っているわけではないのだが、庶民の心はいい意味でも悪い意味でもこんなもの。この問題で、けっこう浮世離れしたブログを読んだなと思う。

もっと笑うために極東ブログを読んだほうがいいよ

 ⇒医学都市伝説: 福井日銀総裁は非難されるべきか?

誰がどう言っているのかいちいちあげつらわないが、旧態依然たるサヨク見解から福井総裁を非難する論調に対して、冷笑的な姿勢を示すのがお約束。最近、読むと痛々しい気分になってしまうので、あまりそのご高説に触れていない「極東ブログ」にも、勇気をふり起してさっき読んでみたら、ちゃんとその定式にそった記事があったので大笑い。

 まあ、君たちが大笑いするように書いているのだよ。
 しいていうと、君、もっと文章の読解力を高めたほうがいいと思うけど。

大人はこうした問題に軽々しく言及しないものだが

 が⇒煩悩是道場 - レイプされて出来た子供は堕胎して良いか

当たり前だろ、命は大切だからだよ。
大切じゃないと思う奴は、今すぐオレの前で絶命してそれを証明してみろ。

 最後の一文は間違っているよ。
 言うならこう言うべきなのだ。
 「大切じゃないと思う奴は、まずその子を産め。オレが立派な人間に育てて証明してみせてやる」とね。
 冗談じゃなくて、マザー・テレサはそういうふうに言ったのだ。
 この手の問題というのは、自分との関わりのなかでしか発言できない。
 まあ、自分はマザーの1/100000000000にも及ばないのだから、こう言うのも恥ずかしいことだけど。
 
追記
 ⇒現代の聖母・マザーテレサ

 そんな彼女は強く妊娠中絶に反対している人でもありました。……カトリックは原則中絶禁止ですしね。
 私は中絶賛成派ですが、彼女ぐらいになると「まいりました」と言ってしまいます。
 これは彼女がエライ人だからではなく、彼女が「有言実行」の人であったからです。
「育てられないから子どもを殺すというのでしたら、生んだあと私のところにつれてきてください。私が育てます。いくらでも誰でもいつでも無制限に子どもを受け入れます。だから殺さないでください」
 ……ここまで言われたら、脱帽です。も、尻尾まくしかありません。
 
 私は「産んでも育てられない」現状をかえりみず、ただ中絶反対をさけぶ人は嫌いです。ここらへんは「世界でただ一つだけの花おまけ」で書いたので述べませんが、中絶反対を強く叫ぶ人々はどうみてもそれをわかっていないような気がしてならなりません。言うだけなら簡単ですが、じゃ、中絶しなかった場合、子どもがひとり立ちするまでの二十年、アナタが育ててくれるんですか? と言いたくなります。
 ……彼女は本当に、それをしました。
 
 マザーは子どもを育てられない親がいることをわきまえたうえで、「中絶しないでください、そのかわりに私が育てますから」といって、実行したのです。

医学都市伝説さんのプロファイル、初めて見た

 初めて見た⇒自己紹介

いささかシャイな自己紹介
五黄の寅うまれの男性。けっこうなオッサンである。ふた昔以上前に某田舎官立大医学部を卒業。精神科畑をずっと歩いてきた。ここ何年かは、C県の弱小市中一般病院で「心療内科」という欺瞞的な位置で診療をしていたが、2001年3月以後はI県の古典的収容所型精神病院に移り、古典的精神科医に戻っている。

 なるほどね。けっこう歳がいっていて、精神科ですか、そりゃ、極東ブログとか読むと「痛い」とか言うのもわかるなぁ。いや、よくわかる、うんうん(あんなものクライアントに読まれたくはないでしょうし。)
 内科のわりには変なこと言うお医者さんだなとか思っていた。

通販生活のカタログが来たので開いてみたら

 いきなり、江原啓之先生がファミリーメディカルチェアーLでご満足げにおくつろぎになるお写真が、胡獱のように神々しく。
 これは永久保存版かもです(意味深長に解釈してくださるように)。

きっこのネタ元追跡2

 ま、たる〜っといきましょ。たいした話ではない。
 中国製スパイウエアご注意⇒きっこの日記 2006/06/21 (水) 猿と犬との監獄ロック 1

‥‥そんなワケで、ニポンと同じように、国民の命に関わるアメリカ産狂牛肉の輸入を禁止してた韓国でも、2年半ぶりに、輸入が再開されることになって、一時は、6月7日から輸入を再開するって発表された。だけど、この輸入再開に先がけて、韓国の視察チームが、2週間に渡ってアメリカの食肉処理施設を視察して回ったところ、ナナナナナント! 35ヶ所の施設のうち、7ヶ所もの施設が、最低限の安全基準すら満たしてなかったことが分かったのだ。ようするに、月齢の確認がどうだとか、危険部位の除去がどうだとか、そういったレベルの問題じゃなくて、カナダ産だとかの、産地の違う牛が、平然と混入されてたのだ。この視察チームの報告を受けて、韓国政府は、6月7日からの輸入再開をソッコーで取りやめにして、完全に安全であることが確認されるまで、輸入禁止を続行することにした。ま、当然だよね。

 ポイントは「35ヶ所の施設のうち、7ヶ所もの施設」というところ。
 このネタ元は何?
 ⇒米の対日牛肉輸出、7施設不適…韓国が現地査察 : 経済ニュース : 経済・マネー : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 米中堅食肉加工会社「クリークストーン・ファームズ」(カンザス州)のジョン・スチュワート最高経営責任者(CEO)が12日、ワシントンで記者会見にて。

 韓国政府筋の情報として語った。
 同氏によると、米国産牛肉を輸入停止している韓国政府が、輸入再開前の手続きとして米国内の38施設を査察したところ、対日輸出資格も持つ7施設で、カナダ生まれの牛が米国生まれの牛に紛れ込むなどの問題が見つかったという。
 韓国政府は査察後、今月初めにも認める予定だった米国産牛肉の輸入再開を当面延期する方針を示した。

 というわけで「米国内の38施設を査察したところ、対日輸出資格も持つ7施設」
 このズレは何? というか何故?
 きっこの「35ヶ所の施設のうち、7ヶ所もの施設」という情報はどこから?
 なにか朝鮮ソースがあるのか?
 ちなみにこれは日本の話⇒asahi.com:日米、牛肉輸入再開で合意 7月にも再開へ - 政治

 米国産牛肉の輸入は昨年12月にいったん再開されたが、今年1月から停止されていた。
 今回の合意を受け、厚生労働省農林水産省は月内にも専門家を米国に派遣。35の牛肉処理施設を訪れ、BSEの原因物質が蓄積しやすい脳や脊髄(せき・ずい)といった特定危険部位を確実に除去する態勢など、日米で決めた輸入のための安全条件が守られているかどうかを詳しく調べる。

 算数に弱いきっこただの混乱?
 ついでにいえば。
 きっこでは「完全に安全であることが確認されるまで、輸入禁止を続行」。
 読売では「輸入再開を当面延期」
 ただのフカシ?