産経社説 イラク陸自撤収 治安任務が今後の課題だ

 産経もたまにいいことを言う。

 一方で普通の国の軍隊の権限が与えられていない陸自の2年半の活動は称賛に値する。1人の死傷者も出していない。精強さ、勤勉さに加え、現地の人たちと同じ目線に立つなどして信頼を勝ち取ったためである。
 サマワの新生児死亡率はこの2年間で3分の1に減った。陸自が汚れたユーフラテス川の水を浄水・給水し、医療支援を行ったのが一因だ。こうした成果は日本の誇りといっていい。
 ただ、撤収は攻撃対象になりやすい。住民の中には陸自部隊に過大な期待を抱いている人が少なくなく、不満が向かうことも予想されるからだ。

 簡素に要点がよくまとまっている。