2006-03-05から1日間の記事一覧

ダルフール危機の制止ができずにルワンダの悲劇を学んだことになるのか

個々人の倫理を問うことで、ダルフール危機(ジェノサイド)は制止できるとでも思っているのか。 これを読んで⇒ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - グッドナイト、ミュンヘン、ルワンダ、ヒストリー・オブ・バイオレン 現状⇒極東ブログ: ダルフール危機が…

では問うが

あなた方はどれだけ関東大震災の朝鮮人虐殺を知っているか? どれだけというのは、死者数である。 死者数とは、どこの地域で、どのようにその人たちが殺されたかということだ。 知っているのか。 私たちが知っているのは、少なからぬ朝鮮人が虐殺にあったと…

人間の尊厳とは……

神に近くもなりうるし、悪魔に近くなりうることもできる……そういう自由をもつこと。 そういう自由を人に見ないで歴史がわかるものか、ってか、わかるんだよな歴史が横行しすぎ。 歴史学と歴史がたぶんごっちゃになっているのだろう。 歴史学は学の方法論をも…

finalvent氏はお人好しすぎる甘えちゃんだそうだ。

⇒gachapinfanのスクラップブック finalvent氏のエントリは、こうした現実を無視した「お人好しすぎる甘えちゃん」の論ではないかと危惧する。 別に、それでもいいよ。 虐殺なんてものはきわめて外在的に発生するものなのだから――たとえば心理学の成果のひと…

そういえば中島敦が死んだのも昭和十七年ではなかったか

そうだった⇒中島敦 - Wikipedia 書架には三巻の全集があるので確認。

韓国海苔の思い出

父のいとこのおじさんの家に行ったことがある。あれは小学生のころだ。何年生だったか。 おじさんは父より何歳年上だったか。強い日本兵だったというとおりの、海入道みたいな感じの人だが、奇妙なひとなつこさがあり、きれいな奥さんと娘さんがいた。 朝に…

五木寛之の語る戦中の歌……

ラジオ深夜便でやっていたもの。 昭和十七年、十八年ころの流行歌を聴くのだが、どうも私の感覚では戦後のものだと思っていたのが多い。 五木も、え?とリアクトしていたが「鈴懸の径」は昭和十七年だったそうだ。 ⇒「鈴懸の径〜メモリアル・ベスト・: 音楽」…

トラジ、トーラージ♪

⇒極東ブログ: トラジ、トラジ 昔、実家には、漆塗りの盆の飾りがあり、絵柄は長髪の朝鮮人少女が後ろ向きにブランコに腰をかけているものだった……と記憶する。 レコードがあった。アリラン、トラジ。 よく聞いた。

歴史の感触

つげ義春のどの漫画だったか、河川敷近くに暮らす朝鮮人が出てくる話、なにかめでたいことがあるから、とっておきの雷魚を食おうという話だった。 あの漫画のもつ独自の歴史の感触というのがある。 あの感触がない人に言っても無駄なことというのはある。 し…

虐殺者数考察は難しい

たとえば⇒愛・蔵太の気ままな日記 よく調べていると思う。 特に重要なのは、総数ではなく、分布だ。 地域にロケートし、その状況を積み上げていく作業が必要になる。 沖縄では、沖縄戦での被害について、せっかく現地にいるのだから、自分なりに分布を考えた…

 早春の光移ろう山野かな 終風

読売社説 [中国5か年計画]「難題の克服には遠い処方箋」

新計画が目指す社会保障制度の整備にしても、課題は多い。特に農村では、医療保険、年金保険などの加入率は1割前後に過ぎない。しかも、実施は地方政府任せだ。都市部を含め、中国の社会保障制度はいまだに試行段階のレベルだ。 核となる問題は籍ではないか…