1.II Revelation, Time and Miracles

 表題通り、啓示、時間、奇跡を扱っているが、主眼は啓示と比較しつつ奇跡を扱っている。奇跡は対人的なものとされている。「赦し」とは書かれていないが、その意味で受け取ってよく、その「奇跡」によって時間を節約するというのはレッスンでも繰り返し述べられた。
 問題は啓示であるが、これは聖霊またはキリストが司って神の側から与えられる直接経験とされ、具体的な描写は避けられているが、ヘレンの神秘体験のようなものだろう。この点について、ヘレンの体験以外にはワプニックは言及していないように思われる。
 こうした神秘体験は、しばしば宗教の麻薬的な希求ではあるが、いずれにせよ、ACIMでは私たちの側の業ではないとされている。
 私にはそうした啓示のような体験はない。