朝日 シリア停戦―政治的自由を保障せよ : 朝日新聞デジタル:社説

 軍による反体制派の市民への弾圧が激化しているシリアで、前国連事務総長のアナン氏の調停による停戦がなされ、久しぶりにいくらか平穏が生まれた。
 一部で衝突があり、軍の戦車はなお都市部に残っている。本当の停戦になるかどうか、危うい状況である。しかし、これが定着し、正常化に向けた動きの一歩になるよう期待したい。

 なるほどねと思う。そう言えないこともない。ただ、この「平穏」の安定性は疑問符がつく。
 朝日を含め国内メディアで言及しているところがあるかわからないし、海外メディアで強く主張されている論説もほいとは出てこないが、大筋でいって、シリア問題は、サウジ対イランの代理戦争になっている。西側報道では、弾圧される側が注視されているが、この側に武器を提供しているルートが存在し、リビアも関係している。
 憶測になるが、停戦の圧力がついたのはサウジの動向ではないだろうか。