社説動向

 大手紙社説が北朝鮮ミサイルに絞られ、木嶋佳苗事件が押しやられたふうにも見える。この点については明日の社説に期待したい。
 北朝鮮ミサイル問題についてはどの社もステレオタイプの考察を展開しているだけなので、一種の人工無能ようにも読める。このようなステレオタイプの発想が日本の安全保障上の危機を結果的に表現しているのだが、おそらくその危機感すらないのだろう。
 木嶋佳苗事件については、証拠のない事件ということが結果として、陪審員というものへの各紙の理解の浅さを露呈することになっていて興味深い。