朝日新聞社説 イレッサ判決―情報はなぜ届かなかった : asahi.com(朝日新聞社):社説

 変な社説だなあ。

 死亡例が相次いだことを受けて、承認の3カ月後に緊急安全性情報が出た。添付文書の冒頭に「警告」として目立つ形で間質性肺炎の危険を書くと、被害は減った。

 それが原因・結果ではなく、使ってみて想定外の問題が出て、世論に反映したからではないの。

 文書のあり方が問われたのはこれが初めてではない。厚生省(当時)はイレッサ承認の5年前、重要事項を前の方に記載することなどを求めた局長通達を出している。企業はなぜこれを守らなかったのか。国も、なぜもう一歩踏み込んで、企業に働きかけなかったのか。釈然としない思いが残る。

 国への今回の地裁判断についての批判は整合的でもない。

 わらにもすがる気持ちで新薬を待つ患者がいる。その期待に応えつつ、安全に万全を期す。二つの課題を両立させることの重要性を、イレッサ問題は改めて社会に示したといえよう。

 ってなこと書いて済むなら暢気でいいよ。これはそう簡単な問題ではないよ。