毎日新聞社説 社説:NPT運用会議 もう失敗は許されない - 毎日jp(毎日新聞)

 今回は心強いことに米国自身がNPT体制の強化をめざしている。オバマ大統領は4月に米露の新たな核軍縮条約に調印し、ワシントンで核安全保障サミットを開いた。それに先立って米国の「核態勢見直し」(NPR)報告を公表し、新型核の開発をしないことや、NPTを順守する国には原則的に核攻撃をしないことを明らかにした。
 再検討会議に照準を合わせて、核兵器を持たない国を広く味方につける作戦だろう。米国の力点は対イラン包囲網を築くことにありそうだが、前回会議後、2度も核実験を行った北朝鮮の核開発はイランより進んでいるはずだ。イランやシリアとの核技術協力も取りざたされる。そんな北朝鮮の脅威を十分に検討し、有効な対応策を打ち出してほしい。

 NPRをよく理解していないかもしれないが、こうもめちゃくちゃな議論がまがりなりにも大手紙に載るというのはどうなんだろ。単純な話、どうやって「北朝鮮の脅威を十分に検討し、有効な対応策」というのだろうか。そういえば、この社説、「中国」という言葉すらない。