産経新聞社説 【主張】沖縄「密約」判決 報道倫理の検証も必要だ - MSN産経ニュース

 この刑事裁判では機密文書の入手方法の当否などが争われたが、裁判とは別に、西山氏や毎日新聞の報道のあり方も問われた。
 西山氏は入手した公電のコピーを当時の社会党国会議員、横路孝弘氏(現衆院議長)に渡し、横路氏は国会でこれをふりかざして政府を追及した。このため、公電の出所が容易に判明し、情報源(女性職員)を秘匿できなかった。
 当時、毎日新聞は編集局長名で「西山氏が横路氏側にコピーを渡したのは正義感から」「取材源の秘匿に配慮したが、結果的に女性職員に迷惑をかけた」などという趣旨の調査報告を載せた。とても十分な検証とはいえない。
 国家機密の扱いや報道の仕方、記者のモラルなどについて、毎日新聞も含めた報道機関が改めて考えてみる必要がある。

 メモ。