ネットが長いので慣れっこでもあるが

 奇矯な意見や行動をする人でもあるが、一定の知的水準と合理性を持ち合わせている人だったのが、しばらく接していないうちに、私からすると豹変していることがある。合理性のかけらもなくなっていることがある。
 いろいろそれなりの理由はあるのだろうが、現実問題として豹変後には元には戻らない。一番の特徴は、聞く耳を持たない、ということだろうか。とりつく島もないということになる。
 最初からとりつく島もないという人はネットには多いし、そもそも世間に多いのだから、ネットはその部分集合ではあるのだろう。
 ここで、じゃあ、私はどうなんだろ、他人から豹変したように見えるのだろうか、聞く耳は持たないとなってしまっているだろうか、そこはいつも思うが、よくわからない。私は自分ではかなりオープンマインドであるつもりでもあるが、この人なんも聞いてないなと二、三度ループしたと思えたら、私から折れるようにする。それ以上関わっても、無意味というか、相手は私の意見を変えるだけの一方的な言いまくりをもってコミュニケーションとするなら、残念ながらどうしようもない。とま、そういう冷ややかなところがあり、その反作用として冒頭述べたような豹変となるのだろうか。
 この手の豹変する人は、しかし、ある程度広く見ていると、私だけとは限らず、他でも同じことをしているので、類型な行動パターンでもあるのだろう。
 それとなんというのか、豹変した人たちは特定の価値観を絶対視する人ではあったなと思うことがある。ではこれも内省するに、私は特定の価値観を絶対視しているだろうか。ああそれは稚拙だ愚かだとばっさり切ってしまうところは結果としてあるが、自分が是としない話も、そうかもしれんなくらいには聞こうとは思っている。
 そうだな、あと、私への買いかぶりというか幻想が、幻滅してしまうというのもあるのだろうな。これは残念ながら、私がしょぼい人間であるのでどうしようもない。それと、私は徒党を組まない。私を混ぜるとろくなことがない。