曇るガラスを指でなぞって外界をみるとヨーロッパのような冬の光景がある。一昨日までは春であったのにとと思いつつ、気温はすでに冬ではない。そういえばとカレンダーを見ると2月なので、背を伸ばして繰ってみる。3月か。
 パソコンの環境を少し変え、それにしたがって小さな変更をしていくうちに玉突きのようにいろいろ変更し、あれはどうかこれはどうかとしていくと、早春の若芽のようにトラブルが多発し始め、所々、小さな革命のように火の手が上がる。まいったなと思いつつ。馴染んでいた環境やソフトをあきらめ、新しいものを購入してみる。これが新しいのかと疑問に思いつつ、他者の脳髄を拝借したように振舞っていく。若いときはなにごともこんな感じだったかと思いつつ、それほど過去を顧みるほどの年でもないぞ俺はとも思い、しだいにトラブルに怒りを覚え、そしてくったりと疲れてしまう。