日経社説 財政規律を保つ中期目標を早く示せ:NIKKEI NET(日経ネット)

 09年度の国の一般会計税収は36.9兆円と四半世紀ぶりの低水準に落ち込む見通しだ。国債発行額は合計で53.5兆円と税収を大きく上回り、予算規模の5割を超す。
 10年度も税収低迷は続き、歳出の概算要求は事項要求を含めて97兆円を超す。「事業仕分け」などでも6900億円の支出しか削れず、枝葉を刈っただけ。歳出と歳入の両面で財政規律を保つ見取り図がないから、予算の抜本改革も進まない。

 私は率直にいうと世の中の人どうかしているんじゃないかという印象を持っている。次年度の税収は多くても40兆円、予算は97兆円。そして赤字国債44兆円。これがどうして辛うじて辻褄が合うのかというと、埋蔵金10兆円を見込んでいるからだ。
 つまり、これから戦略局で埋蔵金10兆円の掘り出しをやるということだ。
 埋蔵金なんかねーよ議論や、そんなもの投資された数字だけだよ議論もあるが、それよりも困ったことはこの元の暗黒卿のプランを見ればわかるが公務員の削減が重視されている。
 ⇒国家戦略局の迷走の先にあるもの: 極東ブログ
 事業仕分けとやらの衆愚よりひどい衆愚の劇を見ることになるのだろうか。